奥沢小学校4年生は、1学期から取り組んできた「謎のタネプロジェクト」で育てた綿を使い、綿を布へと変えていく最初の工程を学びました。

当日は「メイドインアース」より前田さんをお招きし、綿くり（綿から種を取り出す作業）と糸つむぎの体験を行いました。

　子どもたちは、自分たちが種から育てた綿を手に取り、「ふわふわしている！」と興味津々。綿くりでは、思ったより多くの種が出てくることに驚きながらも、道具の使い方を教わり、丁寧に綿と種を分けていました。

　続いて行った糸つむぎでは、綿の繊維を少しずつ引き出しながら撚りをかけ、一本の糸へと変えていきます。初めての作業に苦戦する姿も多く見られ、「あっ、糸がちぎれてしまった！」と悔しがる声が上がる一方で、コツをつかむと「綿が本当に糸になるなんて面白い！」「もっと長くつむいでみたい」と笑顔が広がりました。

　今回の体験を通して、子どもたちは普段何気なく使っている布や衣服が、自然の恵みと手間のかかる作業によってつくられていることを実感しました。自分たちで育てた綿が糸となり、これからどのように形を変えていくのか、子どもたちの学びはさらに広がっていきます。