学校日記

2/7 1年2組:道徳「休みじかん」

公開日
2024/02/07
更新日
2024/02/07

コラム

1年1組の担任が、1年2組で道徳の授業を行いました。
本時のねらいは「好きな竹馬で遊びたいという気持ちのままに廊下を走り、危険な目に遭ったひろあきの反省を通して、安全に気をつけて行動しようとする態度を養う」です。

学校で人気の休み時間の遊び「竹馬」は、競争率が高く、いつも争奪戦になります。
そこで、ひろあきさんは休み時間になったとたん、教室を飛び出し、廊下を駆け出すのです。

子どもたちにとっても実感を伴う出来事のようで、「竹馬が取られて遊べなくなってしまう。」「友達と約束したから急がなきゃ。」「友達と少しでも長く遊びたい。」など、ひろあきさんの心情に寄り添って考えていました。

そんな中、曲がり角の向こうから歩いてきた6年生と衝突し、あわや大けがに…なりそうなところを、相手に助けてもらいます。
「廊下を走ってはいけないよ。今けがをしたら、これから遊べなくなってしまうよ。」と6年生に諭されたひろあきさんは、自分の行動を振り返り、反省します。

「廊下を走らなければよかった。ごめんなさい。」「助けてくれてありがとう。今度から気を付けます。」ここでも、子どもたちはひろあきさんの心情について、たくさんの考えを発表しました。
友達の考えを聞く中で、「自分だけじゃなく、相手もけがをしてしまうかもしれない。」ということに気付き、自分の思いだけで行動すると人に迷惑がかかってしまうということにも考えが及ぶようになりました。

2組の子どもたちの発言には、「友達」「相手」という言葉がたくさん出てきました。
自分以外の人を大切にしたいという思いを感じる発言が多く、とても嬉しく思います。
意見をたくさん言いたい子に対し、「さっきも発表したでしょ。」ではなく、「何回でも発表していいよ。」という声が生まれるのもすてきでした。
入学からこれまでの間に、子どもたちと担任とがつくってきた学級の温かさを、いたるところで感じました。
道徳の学習内容以上に、友達とのかかわりの中で多くのことを学ぶことができました。

学期に一度、指導者を入れ替えて道徳の授業を行っている取組ですが、学年の子どもたちのよさをより多くの目で見とることができるという点でも、とてもよいことだと考えています。
進級が近いですが、引き続き子どもたちのことを学年で見守り、指導していきます。