9/11 目の教室 集団活動「ロービジョンフットサル」
- 公開日
- 2024/09/12
- 更新日
- 2024/09/12
目の教室
いつも目の教室へのご理解、ご協力ありがとうございます。
今日は、2学期初めの集団活動、
日本代表の岩田 朋之 選手(JFA/CA SOLUA葛飾)、
コーチのみはるさんをお招きした、「ロービジョンフットサル」です。
準備運動から始まり、
ドリブル練習、2人組でのパス練習、試合と盛りだくさん。
ドリブルは、足元にボールをキープできるよう、強く蹴りすぎないこと、
パスは、ボールの「おでこ」の部分に足の裏をあて、滑らすようにして
ボールを送り出すことなど、細かく教えてくださいました。
どんどんと上手になった子どもたち、
「最初は難しかったけど、パスができるようになってよかった。
パスをしあっていると、なんだかいい気持ちになれた。」
「パスをしあえて、ずっとしていたいような気持ちになれて、
回数を数えるのを忘れるくらいだった。」と、感想が出るほどでした。
元々、助け合い、支えあうという才能が豊かな子どもたちですが、
今回はさらに、パスを通して、気持ちを通わせることができることにも
気が付いたようです。
さぁ最後は、2チームに分かれての試合です。
実は、始まる前に、岩田選手から、
「みんなが楽しいをテーマにしよう」との提案がありました。
ペアで手をつなぎ、協力して一生懸命ボールを追いかける姿は、
とても印象的でした。
「負けたけど、楽しかった。」の言葉通り、結果発表では、
負けたチームも心から楽しそうに拍手を送っていました。
「難しいこともあって、うーん…と思ったけど、
どうしたらいいか考えられたのがよかった。」という6年生の感想に、
岩田選手から、
考えるということが大事。
一人一人、置かれている状況が違い、
自分の力ではどうしようもないこともあると思うけれど、
例えば、考え方なら、変えられる。
考えて、自分で変えられることは変えていくことが、大切。
自分の道を切り開くことにつながる。
といったメッセージをいただきました。
コーチのみはるさんも、
とても細やかな子どもたちの心に寄り添ってサポートで、
笑顔をどんどん引き出してくださいました。
おかげでどの子も安心して、のびのびと活動することができました。
本当に、心も体も健やかに、晴れやかになった、
2学期1回目の集団活動でした。
さて、世田谷区の「目の教室」は笹原小だけですが、
東京都の盲学校や「目の教室(弱視通級指導学級)」の先生たちは、
日々、協力し、支えあい、教育活動を行っています。
実は、笹原小のブラインドサッカー用ボールは3つでしたので、
他校の先生方に協力をお願いしたところ、
練馬区立中村西小学校「目の教室」さん、
都立文京盲学校さん、都立八王子盲学校さんが、
快く貸してくださいました。
本当にありがとうございました。
おかげで、岩田選手、みはるコーチが持参くださったボールと合わせ、
1人1個、ボールを使うことができました。
子どもたちは、とてもとても喜んでいました。
お借りしたボールは、
感謝の気持ちを込め、みんなできれいにして、お返しします。
こうしてたくさんのみなさんに支えていただいていることは、
子どもたちの心に静かに沁みていきます。
「ひとりじゃない」という思いは、心を強くしてくれます。
ありがたいことです。
2学期も目の教室でがんばる子どもたちを
どうぞよろしくお願いいたします。
CA SOLUA(ソルア)葛飾
https://casolua.com/
JFBAの関連ページ
https://www.b-soccer.jp/blind_soccer/low_vision