学校日記

平成31年4月22日(月)全校朝会

公開日
2019/04/22
更新日
2019/04/22

校長室より

 皆さんは、「さっちゃんの まほうのて」という絵本を知っていますか。生まれたときから、右手に指がない女の子のお話です。ままごとあそびでお母さん役をやろうとしたら、「手のないおかあさんなんて変だよ!」と友達に強く言われて幼稚園に行けなくなってしまいます。
 先生が前にいた学校には、さっちゃんと同じように左手が手首までしかない子がいました。でも、とってもがんばり屋さんで、手首と体で縄跳びをはさんで二重跳びも連続でできたし、特別なリコーダーを使って、右手だけで上手に演奏していました。
 世の中には、目が見えなかったり、音が聞こえなかったり、歩けなくて車いすに乗っていたりする、体の不自由な方がたくさんいます。皆さんは、そんな方に会ったとき、優しく接することができますか。
 先週、近くに住んでいる車いすの方から、道路で会った小学生が腕を振り回していて、なぐられそうになったというお電話をいただきました。わざとではないと思いますが、その時に「ごめんなさい。大丈夫ですか。」と謝っていたら、電話はかかってこなかったと思います。校長先生は、とっても残念だと思いました。
 その方は、「私はとっても怖かったけれど、車いすだから逃げることもできなかったんです。障がいがある人の気持ちも分かってください。」と話されていました。
これから、どこかで障がいのある方に会ったとき、ぜひ思いやりのある態度で接してください。お願いします。
 来週から、いよいよ元号が「令和」に変わります。そして、10連休という、長い休みになります。校長先生も、こんな長いお休みは生まれて初めてです。5月7日に、桜小学校の子どもたち全員と元気に会えるように、安全に気を付けて過ごしてください。