学校日記

令和3年4月19日(月)校長先生のお話

公開日
2021/04/19
更新日
2021/04/19

校長室より

 先週の金曜日に、委員会活動がありました。それぞれの活動場所で委員長や副委員長などを決めたのですが、どの委員会も「私がやります!」と自分から立候補する人たちがたくさんいて、その積極性に感心しました。その意欲を大切にして、これから桜小を支えてくださいね。
 今日は、「こだま」のお話をします。山などに行って大きな声で叫ぶと、同じ言葉が返ってきます。これが、こだまです。「みんなちがって、みんないい」という詩で有名な、金子みすゞさんの「こだまでしょうか」という詩を紹介します。

  「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。
  「ばか」っていうと「ばか」っていう。
  「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。
  そうして、あとでさみしくなって、
  「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。
  こだまでしょうか。
  いいえだれでも

という詩です。この詩は、こだまのことを書いているのでしょうか。最後の所に、「いいえだれでも」とあります。そうです。同じ言葉を繰り返すのは、人間だって同じなのです。
 自分が嫌な言葉を出せば、相手も嫌な言葉で返してきます。反対に、自分が優しい言葉をかければ、相手も優しい言葉を返してくれます。あなたは、いつも友達にどんな言葉をかけていますか。
 言葉は、人を幸せにすることもできますが、人を深く傷つけることもあります。自分の使っている言葉について、ぜひ考えてみてください。