ときわ学級

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平成17年度4月より障害のある生徒のための学級(ときわ学級)を開設するはこびとなりました。  学級名のときわ(常盤)には、永久に変わらない。 一年中、葉の色が変わらない・・・・という意味があります。ときわの松と松沢中学校の松を重ねあわせ、 常に瑞々しく、生き生きとして元気な学級への願いを込めました。  松沢中は昭和22年に開校以来長い歴史を刻んで来ました。地域や時代の要請に応えるべく準備をしてまいりましたが、工事も順調に進み平成17年年4月に第一歩を踏み出しました。  今年度は23名の生徒が元気に学習に取り組んでいます。  今後とも地域の皆様はじめ多くの方々の更なるご支援を宜しくお願いいたします。

ときわ学級の教育目標

  • 基本的生活習慣の確立をはかり、円滑な社会生活を送る力を育てる。
  • 基礎学力を向上させ、自分で判断し行動する力を育てる。
  • 豊かな情操を育成し、友達と協力しともに行動する力を育てる。
 

学習の内容

次のような内容の学習をしています。実習をできるだけ多く取り入れています。

国語 「読む」「書く」「話す」「聞く」力をのばす学習をする。
社会 社会のルール、地域社会、地図などの学習をする。     
数学 数の概念を養い、金銭、時間、量など実生活にいかす学習をする。
理科 生物、人間の体、性、栄養などの学習をする。
音楽 歌、リズム、楽器演奏の学習をする。
美術 図画、工作、粘土、などの作品作りをする。
保健体育 体力作り、陸上、水泳、球技などの運動をする。
家庭 ししゅうなどの作品作りと調理実習および花壇作りなどをおこなう。
英語 アルファベット、英単語、簡単な英会話、歌の学習をする。
総合的な学習 生きる力の基本である「食」について調理を体験し、準備、片づけ、栄養、健康について考える

目標を達成するための基本方針

  1. すべての子どもたちの発達の道筋は共通であるということを基本にすえ、一人一人の子どもの障害と発達に視点を当てて教育課程を編成する。
  2. 認識力を育てることを軸に、あたま、からだ、こころを育てる学習のバランスがとれるよう、教科時数・学習内容を考える。
  3. 教育活動全般を通して生徒相互の理解を深め、楽しく居場所のある学級作りをする。
  4. 学習集団、学級集団、学年集団など、質と量の異なった複数の集団の中で対人関係、自治能力の育成をはかる。
  5. 学校内外の諸行事に積極的に参加し、また通常の学級との交流を深め豊かな心を育てる。
  6. ティームティーチング・グループ別指導を通して個々の発達段階に応じた指導の充実を図る。
  7. 教員相互の連絡を密にし共通の理解に努める。
  8. 健康や安全への関心を高め、学校・家庭生活を健康で安全にすごせるようにする。
  9. 子どもの発達課題に応じたことばによる意図的、計画的な働きかけをし、生徒のコミニュケーション能力の育成に努める。
  10. 家庭訪問・個人面談・保護者会、学級通信等、家庭との連絡を密にして保護者の理解と協力が得られるようにする。
  11. 地域社会で育ち、生活していくという観点に立ち、地域にある自然、文化、施設や人材を教育活動に取り入れるとともに、保護者と連携を取り、地域の施設の利用などゆとりある余暇の活動を行うことができるように努める。