駒沢中学校の教育理念
探求と創造 人間力の駒沢中この教育理念(スローガン)をすべての土台として、学校経営方針、校訓、学校教育目標、教育課程などの具体的な方針や計画を校長が決定しています。
人間力とは
社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力のことです。 次のような要素を総合的にバランスよく高めることが、人間力を高めていきます。
知的能力に関すること | 「基礎学力(主に学校教育を通じて修得される基礎的な知的能力)」「専門的な知識・ノウハウ」をもち、自らそれを継続的に高めていく力。また、それらの上に応用力として構築される「論理的思考力」、「創造力」など。 |
社会・対人関係力に関すること | 「コミュニケーションスキル」、「リーダーシップ」、「公共心」、「規範意識」や「他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高めあう力」など。 |
自己制御力に関すること | 上記のことを十分に発揮するための「意欲」、「忍耐力」や「自分らしい生き方や成功を追求する力」など。 |
参考:内閣府「人間力戦略研究会報告書」
どうして「探求」なのか
これからの社会では、受け身の姿勢では世の中の役に立つ仕事はできません。あまり興味のないことや仕方がなくやった勉強は忘れてしまいがちですが、「知りたい」「作りたい」という欲求が内面から出てきて、自分から調べたり行動を起こしたりすると、すばらしい発見や成果が期待できると思います。
どうして「創造」なのか
これからの社会では、世の中のニーズに挑戦できること(チャレンジ精神)や、他の人たちと協力して独自の創造的な仕事ができること(創作性)が期待されています。iPS細胞の例のように、本当に重要な仕事は、他の人との協力のもとに行われています。
教育理念を実現する教育実践 −社会人としての基礎力をはぐくむ−
考え抜く力を育てます Thinking
言語活動の充実(「事実に基づいて考える」言語活動を取り入れた授業)
前に踏み出す力を育てます Action
体験活動の充実(学校行事、総合的な学習の時間、部活動など)
チームで働く力を育てます Moral and Teamwork
道徳教育の充実(言語活動、体験活動を生かした道徳教育と道徳の時間)
参考:経済産業省「社会人基礎力に関する研究会まとめ」
将来、職業人としての活動にかかわる「職業生活」、社会参加する市民としての活動にかかわる「市民生活」、自らの知識・教養を高め、文化的活動にかかわる「文化生活」に必要な能力の基礎を習得します。
教育実践のキーワード 4つのアルファベット
- ICT(Information and Communication Technology) デジタル教材、デジタル機器を活用した授業を進めます。
- ESD(Education for Sustainable Development) 他の人、社会、自然とかかわる経験や体験を行う活動と環境整備を進めます。
- NIE(Newspaper in Education) 新聞を通じて社会と接し、考えを広げ深める活動を進めます。
- JRC(Junior Red Cross) 地域社会に出て行うボランティア活動を進めます。
生徒一人ひとりを大切に 教育実践を支える生徒理解
- 学習状況:習熟度、学習習慣などの理解に努めます。
- 個性:特長、価値観、行動習慣、健康状態などの理解に努めます。
- 社会性:人間関係、コミュニケーションスキルなどの理解に努めます。
信頼される学校であるために
- スピード感をもって対応します。
- 情報を公開、発信します。
- 様々な学校評価を活用します。
- 上記のことを誠実に行います。
信頼される教職員であるために
- 豊かな教養
- 高い専門性
- 柔軟な指導力
- 上記の資質・能力を高めていきます。
安全・安心な学校であるために
朝「行ってきます」と家を出た生徒を「ただいま」と無事に帰すこと、これが基本です。