1/16「月)全校朝礼
- 公開日
- 2017/01/16
- 更新日
- 2017/01/16
今日のできごと
本日全校朝礼がありました。きりりと冷たい空気が漂う格技室でしたが、生徒たちは真剣に校長先生のお話に耳を傾けていました。
「心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず」 校長 池田 富太郎
みなさん、3学期が始まりましたが集中して学習に取り組めていますか?
何をしていても、うわの空でポカーンとしていることはありませんか?今、自分で何をしているのかわからなかったり、外を眺めていても見ているようでみていなかったり、あるいは他人から声をかけられても、何を言われているのかさっぱり耳に入ってこなかったりしたことはありませんか?友達に肩をトントンとたたかれて、初めてふと我に返ることはありませんか?実は私もそんなことがあります。
これは、他のことに何か心が奪われてしまい、心がどこかにとんでしまっているからなのです。
このことを、昔の中国の書物では「心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず」と言っています。心がここに存在しなければ、視ることをしているけれども、見ることはできない。聴くことをしているけれども、聞くことはできない、というのです。
心がそのことに集中していなければ、何も見えない・何も聞こえないのと同じなのです。なるほどなぁと思いました。
ボーっと考えこんでいると、本当に物を見ていても何も見えてこないのです。聞いても聞こえてこないのです。
心の眼、心の耳をはたらかせることが大切なのですね。
私たちは、とかく他のことに心を奪われてしまいがちです。精神を集中して、ものごとにあたるようにしましょう。きっと様々な気付きや発見、ひらめきがあることでしょう。