学校日記

1学年 ユニセフ講演会

公開日
2010/11/13
更新日
2010/11/12

今日のできごと

 11月11日(木)、総合の時間・国際理解教育の一環として、日本ユニセフ協会より講師の方に来ていただき、講演会を行いました。
 はじめに、講師の方にユニセフの活動についてお話ししていただき、VTR「ユニセフと地球の子供たち」を観ました。その後VTRの内容について補足説明があり、理解を深めました。
 次に、自分たちと同じくらいの年齢もしくはもっと年下の子供たちの仕事になることが多いという「水汲み」について、各クラスから2名ずつ、水がめを運んでみる体験をしました。時間も距離も短く、生徒たちは難なく運んでいましたが、実際は、重さ15kgの水がめを往復2時間・3時間をかけて運ぶそうなので、水汲みは本当に大変な仕事だと実感することができたようです。
 そして、蚊の媒介によるマラリアを防ぐための「蚊帳」に実際に触れてみる体験もしました。暑い地域での使用を考え、ハマダラ蚊が通れないサイズの網目の大きさにして風通しも重視したり、繊維に殺虫成分を含ませ、蚊を寄せ付けないなどの工夫がなされているそうです。また、その繊維を開発できたのは日本の技術によるそうです。
 最後に、多くの子どもたちの命や自由を奪う、地雷についてのお話がありました。実物大の模型を使っての、地雷の狙いや恐ろしさ、現地での地雷に対する教育などのお話を通して、生徒たちが日常ではまず触れることはないであろう地雷について学ぶことができました。
 自分には当たり前のことが、当たり前ではない子どもたちが世界中にはたくさんいることを知り、生徒たちにとって、自分は何ができるか、何をすべきかを考える、とても良い機会になったようです。