国語科から上祖師谷中学校の生徒の皆さんへ
- 公開日
- 2020/03/18
- 更新日
- 2020/03/17
おしらせ
鴨長明の『方丈記』より引用
文章を読んで考えるということは、感性を磨くきっかけにもなります。
本日は古文です。現代語訳ものせていますのであわせて読んでみてください。
古文
ゆく河の流れは絶ずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人と栖と、またかくのごとし。
現代語訳
河の流れは絶えることなくどこまでも流れていき、しかもそれは元と同じ水ではない。よどみに浮かぶ泡は一方では消え一方ではでき、長い間留まっているということがない。世の中の人とその住居とも、同じようなものだ。