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上中!School Diary!

国語科から上祖師谷中学校の生徒の皆さんへ

公開日
2020/03/24
更新日
2020/03/24

おしらせ

『徒然草』より引用

文章を読んで考えるということは、感性を磨くきっかけにもなります。

本日は古文です。現代語訳ものせてますので、あわせて読んでみてください。

古文
一人灯のもとに文を広げて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなう慰むわざなる。文は文選のあはれなる巻巻、白氏の文集、老子の言葉、南華の編。この国の博士どもの書けるものも、いにしへのは、あはれなること多かり。

現代語訳
ただ一人灯火のもとで書物をひもといて、見知らない昔の人を友とするのは、このうえもなく心の慰められることである。書物は、文選の心を打つ巻巻、白氏文集、老子の著、荘子のもの。わが国の学者たちの書いたものもなど、昔のものは、心に訴えるものが多い。

語注
文選(もんぜん)……詩文集
白氏の文集(はくしのもんじゅう)……白居易(はっきょい)の詩文集
老子の言葉(ろうしのことば)……老子の話
南華の編(なんかのへん)……『南華真経』の略で『荘子』の別名