おやまち
おやまち部にちついて
「おやまち部」では、地域全体を学びの場ととらえ、子どもたちが安心・安全を感じられるコミュニティを育むとともに、子どもを中心に多世代・多様な人々がつながることを目指しています。学校での学びをまちへと広げ、子どもたちが主体的に実践することで、新しい教育機会の創出にもつながっています。
これまでに行った主な活動は次のとおりです。
まちの新聞づくり
部員たちがいくつかのグループに分かれて尾山台商店街のお店を訪問しました。取材では「どうしてこのお店を始めたのか」「どんなお客さんが多いのか」「お店で大切にしていることは何か」などを質問し、真剣にメモを取りながら話を聞きました。最初は緊張していた生徒も、店主の温かい対応に安心し、次第に自分から積極的に質問できるようになりました。 その後、取材内容をもとに記事を書き、完成した新聞は地域や学校で配布し、保護者や住民の方々にも読んでいただくことができました。生徒たちは「自分たちの記事が誰かに読まれている」という実感を持つことができ、地域とつながる手応えを感じることができました。
オリジナルキャラクター制作
部員たちでやってみたいことを話し合ったときに、もっとおやまち部を多くの人に知ってもらうために、SNSやHPで活用できるようなキャラクターをつくりたいという話になりました。そこで、地域に住んでいるプロのデザイナーさんにご協力いただき、一緒に制作することに。「どんなキャラクターにしたいか」を話し合うなかで、部員一人ひとりが楽しく活動していることが伝わって欲しいという意見が出ました。 スケッチを重ねて少しずつ形にしていき、最終的に完成したキャラクターは部員のアイデアがたくさん詰まった「おやまち部のシンボル」となりました。また、オリジナルステッカーやキャラクター入りの名刺などもつくり、活動を広げていく自信につながりました。
こうした活動を通じて大切にしているのは、「自分たちのやってみたいことを色んな人と協力して取り組む!」という体験です。
地域の大人たちが寄り添い、一緒に取り組むことで、子どもたちは安心して挑戦でき、多世代との交流も自然と生まれました。
尾山台中学校では、今後も「おやまち部」のような活動を通じて、学校と地域が連携し、生徒一人ひとりが主体的に学び、よりよく生きる力を育んでいきます。