学校日記

理科準備室から 〜水星が肉眼でみえるかも!〜

公開日
2020/05/11
更新日
2020/05/11

学校のようす

 連日コロナウイルスのニュースばかりの近頃ですが、東京は初夏の陽気の中、ツツジが咲きモンシロチョウが飛び交い、雲がわき雨が降りと自然現象が日々繰り広げられています。理科としては授業で実験ができない今だからこそ、テレビやパソコン、スマホを見るだけではなく、意識して身近な自然に触れる機会をもってほしいなと思います。(と言っている自分が5/7のフラワームーン見逃してしまいました・・・)
 今日は空、「宇宙」のお話。今年2020年、世紀の大彗星ともいわれたアトラス彗星が太陽に近づき崩壊してしまったのは残念でしたが、6月には東京からも部分日食が見られ、10月には火星が地球に大接近、11月〜12月頃「探査機はやぶさ2」が小惑星リュウグウからサンプルを持ち帰る予定、と話題が豊富。近いところでは5月22日(金)に「水星と金星の大接近」が見られます。と言っても水星と金星がぶつかるわけではなく、広い全天でめったにないくらい近くに見えるということなのですが、水星は太陽系の惑星の中でも、一番太陽に近い軌道を回っているので、水星を見ようとしても、近くの太陽がまぶしすぎて観察するのが非常に難しい惑星なんです。ですから太陽が西の空に沈んだ直後がチャンス!この日はとっても明るい「宵の明星」である金星が目印になってかなり見つけやすいのです。ぜひ肉眼で「水星」を見てください。あとは当日晴れてくれると良いのですが・・・。
                         理科 飯島知己
  (写真は フラワームーン翌日の月 です。)