異常な暑さが続きますね。用賀中学校でもこまめに測定をし、その結果で校庭で活動せず冷房の効いた屋内で内容を考えながら、部活動を行っています。

　さて、その測定ですが、最近WBGTというのをよく聞くようになりました。湿球黒球温度 Wet Bulb Globe Temperature の頭文字をとったものです。表面を湿らせた温度計と黒く塗った温度計と乾いた温度計の値を計算式に入れると出てくるもので、つまり気温だけでなく湿度や風速や黒いものが吸収する赤外線も考慮した数値になるので、熱中症の危険の度合いを知るのにアメリカの海兵隊で使われるようになりました。今日9時前には陽がよく当たる校庭で運動中止レベルのWBGT32℃を超えました。15時過ぎでも写真の通り、警戒が必要なレベルです。

　これらを知ると、熱中症を避けるのに気温が低いことも大切ですが、湿気が少ないことや目に見えない光を吸収しないことも大切なことがわかると思います。学校で学んださまざまなことは、日常の生活態度や着ている服の色づかいなどの参考になるだけでなく、命の危険から自分や大切な人を遠ざけ、幸せで豊かな未来につながるものと今後も伝えていきたいと考えます。

　9月に暑さが一段落していることを願いつつ、頑張って取り組んだ宿題を持って、元気に登校してくれると信じています。