令和7年4月、春の穏やかな日差しに包まれ、青空と満開の桜が迎える中、第67回用賀中学校入学式が挙行されました。今年度は160名の新入生が本校に入学し、新たな一歩を踏み出しました。式が始まる前から、登校してくる新入生たちの緊張と期待が入り混じった表情が印象的で、それぞれが希望に満ちた新生活のスタートを感じさせてくれました。



式典では、新入生の皆さんが背筋を伸ばし、真剣な面持ちで話を聞く姿がとても印象的でした。校長式辞や来賓の方々からの温かいお祝いの言葉、生徒会代表からの歓迎の言葉に、しっかりと耳を傾ける様子に、これから始まる学校生活への強い意志が感じられました。また、呼名に応える「はい！」という力強い返事からは、それぞれの中学生としての決意が感じられ、会場には自然と拍手が広がっていました。



そして、式の運営や会場準備を支えてくれたのは、2年生・3年生の在校生たちです。会場の設営から式典中の案内、そして後片付けまで、一つひとつの役割を丁寧にこなす姿がありました。何よりも、新入生一人ひとりに向けた優しい言葉や笑顔、そして温かいまなざしに、用賀中学校の温かい校風が表れていました。こうした縁の下の力持ちとしての活躍は、新入生にとっても大きな安心感となったことでしょう。



私たちは、「生徒が主人公」の学校づくりをこれからも大切にしてまいります。一人ひとりの可能性を信じ、それぞれの夢に向かって挑戦できる環境を整え、生徒と共に歩む教育活動をさらに充実させていきます。



新入生の皆さん、そして保護者の皆様、本日はご入学、誠におめでとうございます。用賀中学校の一員として、かけがえのない三年間を一緒に歩んでいきましょう。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。



世田谷区立用賀中学校　校長　毛利　慎治