いよいよ令和7年度の学校生活が始まりました。新しい仲間を迎え、学校全体に新鮮な空気が流れています。特に今年の新入生のみなさんの初日の様子には、先生たちも感動の声をあげていました。



今朝、各教室を見に行くと、新入生全員が時間通りに登校し、静かに席に着いて読書をしている姿が見られました。これには担任の先生たちも「本当に中学生らしい、落ち着いたスタートですね」と、感心していました。不安や緊張の中でも、自分の行動に責任を持って臨む姿勢は、これからの成長を大いに感じさせてくれるものでした。



今日は「安全指導日」として、明日に予定されている避難訓練に向けて、避難経路の確認を行いました。それぞれの教室から、どのルートを通って安全に校庭まで避難するかを確認しながら、配布されたプリントに色ペンを使って自分の避難ルートを書き込む活動をしました。どの生徒も真剣な表情で取り組み、万が一の時にも落ち着いて行動できるよう準備を整えました。



もちろん、2・3年生のみなさんもその姿勢は素晴らしく、教室では自然と読書に集中する姿が印象的でした。新学期のスタートにふさわしい、落ち着いた空気が学校全体に広がっており、さすが上級生といったところです。新入生たちにとっても、その姿は良いお手本となったことでしょう。



また、始業式を終えてからの短い時間の中でも、生徒たちが新しい教科書を開いて確認したり、先生と積極的に話をしたりと、学びに向かう意欲が随所に感じられました。新しいクラスメートとの会話を楽しんでいる様子も多く見られ、これからの学校生活への期待感にあふれていました。



生徒一人ひとりがそれぞれの場所で、「よりよい自分」「よりよいクラス」「よりよい学校」をつくる意識を持ち、前向きな気持ちで新学期をスタートできたことは、学校全体にとって大きな財産です。



今年度も、用賀中学校が地域に愛され、生徒たちが安心して成長できる場であり続けられるよう、教職員一同力を合わせてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。



世田谷区立用賀中学校　校長　毛利　慎治