いよいよ明日は、運動会の予行練習です。今日の用賀中学校では、その準備に向けて生徒たちが動き始めていました。競技だけでなく、係活動としての分担や裏方の準備も本格的にスタートし、学校全体が運動会モードに包まれています。

校庭では、実行委員を中心に白線を引く作業が行われました。定規や巻尺を使いながら、真剣な表情で丁寧にラインを整えていく姿が印象的でした。少しでも見やすく、走りやすいコースを作ろうという気持ちが伝わってきます。また、放送係や用具係、誘導係などもそれぞれの持ち場で「明日の予行がスムーズにいくように」と声をかけ合いながら協力して準備を進めていました。

テントを立てる作業も、手際よく分担して進行。重たい支柱を支え合いながら立てる姿からは、日頃の授業では見られない頼もしさがにじみ出ていました。こうした「競技以外」の場面でも、一人ひとりが自分の役割を理解し、全体のために動く姿勢はとても立派で、まさに今年のスローガン「青春友勝〜主役は君だ!!〜」を体現しているように感じます。

明日は予行練習。グラウンド上では、本番同様の緊張感の中で、各競技の流れを確認していく予定です。天候にも恵まれそうで、素晴らしい一日になる予感がしています。

生徒の皆さんには、競技はもちろん、係や準備・片付けなど「自分の持ち場」を大切にして、仲間と力を合わせながら一日を過ごしてほしいと思います。ひとつひとつの行動が、運動会本番の成功へとつながっていきます。

保護者の皆さま、地域の皆さま、子どもたちはいま、競技だけでなく運動会そのものを「自分たちの手でつくり上げる」経験の中にいます。どうかその姿を、当日しっかりと見守っていただければと思います。

予行も本番も、「主役は君だ！」

世田谷区立用賀中学校　校長　毛利　慎治