国語科から上祖師谷中学校の生徒の皆さんへ文章を読んで考えるということは、感性を磨くきっかけにもなります。 本日は古文です。現代語訳ものせてますのであわせて読んでみてください。 古文 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。 おごれる人も久しからず、ただ春の世の夢のごとし。 たけき者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。 現代語訳 祇園精舎の鐘の音には、この世は常なく万物は移り変わるものだという響きがある。 沙羅双樹の花の色は、栄えている者もいつかは必ず衰えるという道理を表している。 おごりたかぶる人も長くは続かない、ただ春の夜のようにはかないものだ。 力の強い者もいつかは滅びてしまう、まったく風邪の前の塵と同じである。 |
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