誰にでも「少しぐらいいいや」と言う気持ちが湧くことがあります。「おおひとやま」というお話では、くにの自慢となっているおおひとやまに、たくさんの人が登り大賑わいになります。みんなその山にある石を記念にと持ち帰る人がたくさん出てしまいました。これはいけないと、石を持ち帰ることを禁止するというきまりができましたが、「ちょっとぐらいいいや」と持ち帰る人が後を絶ちません。そしてとうとうおおひとやまは、低い低い普通の山になってしまったのです。学校生活の中でも「ちょっとぐらい」の気持ちでしたことが誰かに迷惑をかけたり、けがをしたりということが起こりがちです。「ちょっとぐらい」の気持ちを抑え、周囲の迷惑や安全に心を配れる生活をすることの大切さを考えました。