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11/2 全校朝会 「フェア」(オリ・パラの精神)

校長先生のお話です。
「11月の人格の完成を目指してのテーマは、 「フェア」です。
今日は、オリンピックの舞台からフェアな出来事を2つ紹介します。
一つ目は、 1984年のロサンゼルスオリンピック大会で、当時、向かうところ敵なしの強さを誇った、柔道の山下泰裕選手の試合です。順調に勝ち上がった山下選手でしたが、 2回戦で右足に肉離れを起こし、足をひきずりながら決勝戦に出場することになってしまいました。決勝戦の相手は、エジプトのラシュワン選手でした。ラシュワン選手はどうしたと思いますか。
ラシュワン選手は、山下選手の痛めた右足を攻めるような技は一切出さずに戦い、山下選手に負けてしまいました。試合後ラシュワ選手は、右足を攻めなかったことについて聞かれると、「自分には、国の誇りがある。そんなひきょうなまねはできない」と語りました。金メダルを取るため、勝つために、何年もつらい練習に耐えてきたはずなのに、金メダルより大切なことがあるのですのですね。
二つ目は、 2016年のリオデジャネイロオリンピック大会の陸上女子5000mでのことです。 レースの途中で足がもつれて転んでしまった二人の選手がいます。アメリカのダゴスティノ選手とニュージーランドのハンブリン選手です。先に起き上がった ダゴスティノ選手でしたが、そのまま一人で走り続けることをしませんでした。体を打ち付けたようで、なかなか起き上がれずに泣いていたハンブリン選手を、「立ってゴールに向かおう」と抱き起し、二人で走り始めました。ところが、助けた方のダゴスティノ選手も足を痛めていて、崩れ落ちてしまいました。 今度は、ハンブリン選手が手を貸して起こし、励まし合いながら走りました。先にゴールしたハンブリン選手は、ゴールでダゴスティノ選手を待ち構え、二人で抱き合って喜びました。世界中の人が、素晴らしいファインプレーの精神だと称えました。

さて、クラスでフェアではないことをしたことはありませんか。 けんかをして、むかむかしたからといって、陰でこそこそ悪口を言ったり、無視をしたり、物隠しをしたりなど、 意地悪をしている人はいませんか。それは、いじめです。 いじめとけんかは違います。いじめはフェアではなく、ひきょうな行動です。意見があるなら、堂々とその人と話し合うべきです。 今話した二つのフェアな行動を見習って、自分たちの行動を見直し、フェアがあふれる教室を作っていきましょう。」

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