2/22 全校朝会 校長先生のお話
『これは、南極の昭和基地からみずほ基地に向かう途中の10月の写真です。
南極は11月から1月までが夏です。 日本と違いますね。 南極には日本から様々な調査をする「夏隊」と「越冬隊」が行っています。 これは、南極観測船「しらせ」が体当たりしながら、氷をくだき、少しずつ進んでいる写真です。 南極は、地球で一番寒い所です。昭和基地の平均気温は、夏―1度、冬は―20度になるそうです。 みんなが家で使っている冷蔵庫は2〜5度ですから南極は夏でも冷蔵庫より寒くなります。 氷を作る冷凍庫の温度は、―18度ですから冬は、冷凍庫より寒くなります。 みんなの家にある冷蔵庫は、食べ物を冷やすものですね。食べ物のばい菌を増やさず、長持ちさせることができます。 さて、こんな寒い南極では冷蔵庫は必要なのでしょうか。 実は、南極でも冷蔵庫は、活躍しています。どうしてか分かりますか。 南極の冷蔵庫は温度を一定に保つ道具として使っています。物を冷やしすぎないような役割があります。 日本では、冷たく冷やす道具のはずの冷蔵庫ですが、南極では冷やしすぎず温度を一定に保つための道具となるのです。 この例のように見方を変えると違ったものの考え方ができることがたくさんあります。皆さんも一方からのものの見方だけではなく、様々な角度から、考え、物事をとらえられる人になってください。 今日は冷蔵庫の使われ方の違いを例にして、いろいろなものの見方、考え方をすることの大切さの話をしました。』 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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