5月30日(月) 児童朝会
「本当の学力とは」
皆さん、よく 「あの子は、頭がいいね。」 と 友だち同士で話していることがありますね。 頭がいいとはどんなことなのでしょうか。 今日は、学力ということについて私の考えを話します。 皆さんが、頭がいいというのは、国語や算数のテストの点数がよい子だと思っていませんか。もちろん国語や・社会・算数・理科の学習がしっかりできて、テストの点数がよいことは大切なことですね。 でも、それだけで学力が高いとは言えません。それは、学力の一部であって、全てではないのです。他にもたくさん身につけなければならない力があります。 それでは、他にどんな力が必要なのでしょう。 まず、学習の中で、「不思議だな。」「おもしろいな。」「もっと調べてみたいな。」など興味をもち、自分で問題を見つける力です。それがあるから、人はいろいろな物を発明してきたのですね。 また、本や新聞、インターネットからのたくさんの情報を集めたり、選んだりして自分の考えに役立てる力です。 そして、これから最も皆さんにとって重要になっていく力は、自分の考えをもち、それを言葉にしてしっかり伝えたり、友達の話を聞いて自分の考えを深めたりすることができる会話力です。 その他にも物事を判断する判断力、大切なことを決めていく決断力、いろいろなことを創造(想像)していく創造力(想像力)、物事をよく見ることができる観察力などがあります。それらは、どれも点数で図ることはできません。これらの点数で図ることができない力が、年齢が上がるに従って、大変重要になってくるのです。 今日は、学力が高いということは、テストの点数がよいだけでなく、今は話した力を身につけることが大切だということを話しました。 さあ、皆さん。中丸小で様々な力を身につけ、自分の考えを持ち、周りの人と関わり合いながら成長していける人になってほしいと思います。 そのためには、一つ一つのことを努力して取り組んでいきましょう。皆さんのために先生方や私も頑張りますよ。 今週は、水曜日から5年生の移動教室があり、私も一緒に行きます。雨の多い季節になってきました。安全に気を付けて生活してください。 |
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