☆12月6日(水)の給食・チキンカレー ・カルちゃん大根 ・みかん 【 産 地 】 米:山形(つや姫) にんにく:青森 生姜:高知 鶏もも肉・鶏ひき肉・玉ねぎ・じゃが芋:北海道 豚レバーミンチ・鶏ガラ:国産 ちりめんじゃこ:広島 人参:千葉 チャツネ:タイ産マンゴー 大根:世田谷区 粉チーズ:ニュージーランド原料 きゅうり:埼玉 白ごま:スーダン・パラグアイ産 みかん:愛媛 【 今日 の 一言 】 今日はチキンカレーです!家庭でも、学校給食でも昔から不動の人気を誇るカレー!味も安定して美味しいのですが、長年給食で作り続けたからこそ、最近ではその調理の難しさに気づきました。 小学校では、クラスで「辛くて食べられない!」といった児童が出ないように、カレー粉の量は控えめにしていました。しかし、同じ割合で中学校給食を作ってみると、「優しすぎる味…」「カレーの味がしない」「ご飯と一緒に食べづらい」といった様々な弊害が出ました。そして、去年1年間の試行錯誤を経て、ベストと思われる「カレー粉とルウの分量」にようやくたどり着きました! しかし、今でもたまに「この前のカレーの方が美味しかったよな?」と思う場面に出くわすことがあります。今の砧中のレシピは、カレー粉を多くした分、ルウを作る時の火力や混ぜ方によって、「焦げ色がつきすぎてしまう」「食感がまろやかではなくボソボソしている」といったことが起こるようです。実際に、9月に作ったカレーライスはいつもよりボソボソっとしてしまい、残菜もいつもより多かったのを覚えています。 それらの反省点をもとに、砧中の給食チームは栄養士・調理員さんとで日夜打ち合わせを重ねています。今日のカレーライスもいつも通り、そして子供達が好きなメニューということもあって、気合を入れて作りました! 最初に、にんにくを炒めて香りを出し、次に生姜とひき肉、角肉を入れて炒めます。肉汁が出てきたら、玉ねぎ・人参を加えて、肉と野菜の旨味がしっかり調和するように炒めていきます。肉が釜に張り付いていたら、赤ワインを入れて焦げる前に剥がします。これはアルコールによる温度上昇を利用した方法で、「フランベ」と同じです。食材が焦げ付く前に剥がせれば、それはさらなる「旨味の元」になります。次に、給食室で「鶏ガラと野菜クズ」を煮出してとった鶏ガラスープ、塩・しょうゆ・ケチャップ・チャツネ・じゃが芋を入れて煮込みます。 そして、「手作りのルウ」は油・小麦粉を弱火から中火で30分ほど混ぜ続けて作ります。ここで時間や火力の管理を怠ると、上記のように仕上がりに影響するので要注意です。最後にカレー粉を入れて、手作りカレールウの完成!それを少しずつ釜に入れながら混ぜて、「ダマ」にならないようにし、仕上げに粉チーズを振り入れればカレーライスの出来上がり! 付け合わせは、カレーとの味の相性がバッチリの「カルちゃん大根」です!「福神漬け」のような味わいと、カレーに不足している「タンパク質」「カルシウム」といった栄養を補給できます!また、今日の「みかん」も、すごく甘かったです! 今日は「みかん」のおかげで、お皿は2枚しか使いません。それにより、配膳しやすく、片付けやすいので、今日も給食後にすぐに下校し、午後の面談に備えることができます! このように、今日も調理員さんたちのがんばりによって、ものすごく美味しいカレーになりました!とっても美味しかったですよね!? 今日は、最近よく食べてくれているクラスには、量を増やして配缶しました!満足してくれたのなら、嬉しいです! 栄養士 岩黒 |
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