☆6月16日(金)の給食・タコライス ・もずくスープ ・メロン 【 産 地 】 米:山形(つや姫) にんにく:青森 人参:千葉 豚ひき肉:北海道 豚レバーミンチ:国産 玉ねぎ:愛知 大豆:北海道 キャベツ:群馬 ダイスチーズ:オーストラリア・ニュージーランド産 トマト缶:イタリア産 たけのこ水煮:福岡・熊本 えのき:新潟 油揚げ:アメリカ・オランダ原料 豆腐:愛知・佐賀 ねぎ:茨城 もずく:沖縄 白ごま:スーダン・パラグアイ産 メロン:千葉 【 今日 の 一言 】 今日は沖縄発祥のタコライスです。去年も質問が来ましたが、海の「たこ」とは全く関係はありません。メキシコ料理「タコス」をご飯の上に乗せて、チーズ・キャベツを添えて食べる料理です。元々は海外発祥の料理を、日本でアレンジして独自の料理として生み出したのは、他にもいくつかあります。中華料理の八宝菜をご飯にかけて食べる中華丼も日本で生まれましたし、オムライス、スパゲティナポリタンなども日本発祥です。 そんなタコライスですが、去年は砧中で2回作りましたが、残菜はなかなか減らずでした。先日のジャージャー麺も、麺の上に盛り付ける「きゅうり・もやし」だけが多く残って返ってきたので、今日のタコライスの「茹でキャベツ」もそうなりそうだなー…と、朝から不安が消えませんでした。多く返ってくると、やっぱり汗水流して作ってくれた調理員さんに申し訳ない。オーブン・釜・炊飯器・お湯、熱源が多い給食室は冷房の力がかき消されてしまい、本当に暑いんです。 もずくスープも、去年生徒から「美味しいんだけど見た目が黒いから、クラスの人たちはおかわりしなかった。」とストレートな情報をもらいました。今回はもずくの量を減らしてできる限り見た目に気を遣いましたが、せめてもう少し、食べる人たちからも歩み寄ってくれないかなー…。 昨日の「じゃが芋の金平炒め」の残菜が10%超えだったのを引きずっているようで、今日は暗い気持ちが消えませんでした。そこで、給食時間に放送を流しました。 『今は運動会が終わって、暑くなってきて、食欲が湧かない時期なので、当然完食は難しいと思います。でも、昨日の金平炒めのように、半分近くも残ってしまった物を見つけたときは、クラスでも「さすがに多いな。せめてもう少し減らそうか。」という気持ちをもってもらえると嬉しいです。みんなの力を、あとほんの少しだけ、借してください。』 こういった放送は、食べることを強要してしまったり、食の細い子が無理をしてしまったりなどが起きないように、言葉にものすごく気をつけます。みんなが無理をせず楽しい給食時間を過ごし、ちょっと気にしてもらえたらという、給食室の意図を汲み取ってもらえたら嬉しいです! ☆6月15日(木)の給食・ご飯 ・鮭の塩焼き ・じゃが芋の金平炒め ・かき玉汁 【 産 地 】 米:山形(つや姫) 鮭:チリ産 人参:茨城 豚肩ロース:北海道 白ごま:スーダン・パラグアイ ごぼう:青森 糸こんにゃく:群馬 じゃが芋:静岡 鶏もも肉:北海道 えのき:新潟 小松菜:茨城 豆腐:愛知・佐賀 ねぎ:茨城 卵:栃木 【 今日 の 一言 】 今日は砧中の誇る和食の定番メニュー「ご飯・鮭の塩焼き・金平炒め・汁物」です。白ご飯と鮭の組み合わせは生徒たちにもしっかり浸透したようで、この組み合わせで出せばどちらも残菜は少なく、よく食べてくれます。1年前、鮭がたくさん残っていたのがウソのようです!やはり、この食べ合わせが美味しいということは、日本人の私たちの記憶に古くから根付いているような気がします。 さあ、今日の問題は「金平炒め」!じゃが芋を素揚げし、油のコクとホクホク感がプラスされ、それを肉・野菜と一緒に炒め合わせて金平として仕上げる!江東区では大人気のレシピなのですが、この砧中学校では苦戦しております。昨年度の冬頃は調子が良かったのですが、ちょっと残菜が増えて元に戻ってしまった感があります。 できれば、1年中いつでも大人気なレシピにしたい!ということで、今日は金平に加える唐辛子粉の量を前回よりも増やしました。以前も、「食べない。新たに唐辛子を加えてみよう!」「まだ食べない。唐辛子をもう少し増やしてみよう!」と何回もレシピ改良にチャレンジしていますが、結果に届かず…。そこで今回は、辛い風味をしっかり感じれるようになるまで思い切って増やしました! 味見したら「…美味しい!今までと違う!これならいけるんじゃないか!?」と思い、期待と不安で給食時間を過ごし、13時過ぎに教室からワゴンが返って来て、いざ残菜とご対面!! すると、これまで全体的に残っていたのが、3年生を中心にほとんど食べてくれていました!でも、2年生の一部のクラスから1年生へと移るごとに、だんだん食缶の半分近くが返ってくるようになり…。何とも言えない結果でした。でも、1年生以外は良く食べてくれていたので、レシピの改良は成功と言えるでしょう。きっと1年生ももう少し体が大きくなれば、食べてくれるようになるはず!まだまだ鮭とご飯で満ち足りてしまい、金平までは食べきれないんだろうなと思うので、次回は1年生だけちょっと量を減らそうかなと思います。本当は、「サラダ」とか「和え物」にした方がいいのかもしれないけど、それだと中学生の栄養価に全く届かなくなってしまうんです(泣)できる限りの調整はするので、みんなもがんばってね! ☆6月14日(水)の給食・カレーミートドッグ ・キャベツとコーンのサラダ ・クリームシチュー 【 産 地 】 にんにく:青森 生姜:高知 豚ひき肉:北海道 豚レバーミンチ:国産 大豆:北海道 人参:茨城 玉ねぎ:愛知 きゅうり:埼玉 キャベツ:茨城 シュレッドチーズ:アメリカ・オランダ原料 ホールコーン缶:アメリカ産 豚肩ロース:北海道 鶏ガラ:国産 じゃが芋:静岡 米粉:国産 マッシュルーム缶:インドネシア産 パセリ:茨城 生クリーム:北海道 調理用牛乳:一部東京牛乳使用 【 今日 の 一言 】 今日はパンとサラダとシチューです。「カレーミートドッグ」は、4月の給食で好評だった新メニューです。ひき肉とレバーミンチのコクと旨味、大豆・人参・玉ねぎのみじん切りが加わり、さらにカレー粉の香り・チーズの味が合わさってとても美味しいです!このように、いろんな食材を使っていることから、栄養バランスも良いです。 4月ではとある生徒が、「今日のパンは美味しい!シチューとも味が良く合っているのがすごい!」と絶賛してくれていたそうです。その次の日の朝礼で、調理員さんにそのことを伝えたら、みんな笑顔になったことを覚えています。今日の出来も、そのときと同じくらい美味しいので、きっと喜んでくれると思います! 砧中のクリームシチューは、油・小麦粉での「ルウ」は使わず、牛乳を「米粉」で溶いてとろみをつける方法で作っています。そのため、お腹にも軽くて食べやすいです。シチューやグラタンといった「牛乳を使う料理」は、カルシウム・たんぱく質などの「成長期に特に大切な栄養素」をさらに補強することができる料理です。給食では、牛乳を1人1本飲むことで、1日に必要なカルシウム量の半分を取ることができます。しかし、これは小学生の話で、中学生でさらに運動強度が高い生活をしている生徒は、家でも自主的に牛乳を飲んだり、野菜や海藻・小魚などの食品を幅広く好き嫌いせずに食べたりしないと、十分な量のカルシウムがとれません。 給食では、取りづらい栄養素を重点的に取れるように、シチューなどの「牛乳を使った料理」を毎月最低1回は出すようにしています。今日もしっかり食べてもらえたら嬉しいです。 ☆6月13日(火)の給食・キムチチャーハン ・ポテチー餃子 ・わかめスープ 【 産 地 】 米:山形(つや姫) 生姜:高知 にんにく:青森 万能ねぎ:福岡 ねぎ:茨城 白菜キムチ:国産 豚肩ロース:北海道 鶏ガラ:国産 卵:栃木 じゃが芋:長崎 パセリ:茨城 えのき:新潟 シュレッドチーズ:アメリカ・オランダ原料 鶏もも肉:北海道 豆腐:愛知・佐賀 人参:千葉 たけのこ水煮:福岡・熊本 わかめ:三陸 白ごま:スーダン・パラグアイ産 【 今日 の 一言 】 先週の土曜日は運動会があり、生徒も先生もみんながんばりました!あっという間に2日間の休みが終わってしまい、まだ疲れが残っているかと思います。ここはピリッと辛味の効いたキムチチャーハンを食べて、体に栄養と気合を入れてもらいましょう! キムチチャーハンは、国産原料の白菜キムチを使用しています。キムチの汁は、「豚キムチ丼」だと全部使うのですが、チャーハンの場合は汁気が多すぎてべちゃっとするので、いつも1/4ほどしか使用しません。しかし、今回はチーフのアイディアで、汁を半分使い、それをさらに半分になるまで煮詰めました。心なしか、いつもより濃厚で強い味になったと思います。チャーハンのような混ぜご飯系ならば、味が強い方が飽きがこずに食べやすいです。さらに塩分を増やすことなく強くできるのなら、栄養士的にもとてもありがたいです。今後はこの方法で作ってみようと思います。 ポテチー餃子は、中身が蒸したじゃが芋と塩・チーズを混ぜた物です。ポテトとチーズでポテチー、芋と乳製品の栄養が取れます!世田谷区の給食では、衛生面の徹底的な管理のため、夏場は生肉を使った成型物は禁止されており、通常の餃子を出すことができません。そのために作った料理ですが、こちらもなかなか美味しい!肉の摂取率がオーバーしがちな給食にとってありがたい、ヘルシーメニューです。 わかめスープには、豆腐・海藻・野菜といった足りない栄養・強化したい栄養を補ってもらっています。なるべく塩気が効くようにしました。最近スープの残菜も少ないので、今日もたくさん食べてもらえたら嬉しいなー。と思っていましたが、ちょっとスープの残菜が多めでした。運動会の疲れが、まだ少し残っていたのかな? 明日はパンなのでお楽しみに! ☆6月9日(金)の給食・カツカレー ・手作り福神漬け ・メロン 【 産 地 】 米:山形(つや姫) 生姜:高知 鶏ガラ:国産 にんにく:青森 玉ねぎ:愛知 人参:茨城 豚ひき肉:北海道 豚レバーミンチ:国産 じゃが芋:静岡 マンゴーチャツネ:タイ産 粉チーズ:ニュージーランド原料 豚ひれ肉:青森 大根:青森 きゅうり:世田谷 メロン:茨城 白ごま:スーダン・パラグアイ産 【 今日 の 一言 】 いよいよ明日は運動会!給食室からも応援の気持ちを込めて、今日は豚ヒレ肉を使ったカツカレーです!「給食だより」にも載せたとおり、本来スポーツ選手にとって「脂っこい食べ物」は、エネルギーに変換される時間が長いため、試合前にはふさわしくありません。ですが、運動会は気持ちも大事!誰もが喜ぶメニューであるカツカレーこそが、1番生徒たちを応援できる!調理員さんたちも、生徒たちを応援する気持ちで調理してくれました。 カツカレーの給食でありがちなのは、「カツ」があるため、カレールウの具から肉を一切無くしてしまい、それによりカレーのコクが薄くなってしまうということ。以前勤めていた給食センターで、私自身そういった経験がありました。そこで、砧中のカツカレーには、ルウの中にも少しだけ「豚ひき肉」を加えてあります。にんにくと油で香りを出したところに肉を入れて炒め、そこから生姜・野菜を加えていき、炒めながら鶏がらスープ・調味料・じゃが芋を加えて煮込み、最後に手作りカレールウと粉チーズを加えれば、いつもの「絶品 給食のカレーライス」の出来上がりです。 おかずの福神漬けは、大根・きゅうり・人参を茹でてから冷却し、最後に生姜汁・しょうゆ・酢・砂糖・白ごまで和えています。市販の福神漬けは「味が濃くて少量」というイメージですが、給食では野菜が多く、味も適度に付けているだけなので、いつもの「サラダ・和え物」感覚で食べられます。食べて口の中をさっぱりさせてから、またカレーをどうぞ! 今日のメロンは、アンデスメロンを予定していましたが、中がやわらかい物が多かったそうで、八百屋さんが茨城産の「レッドメロン」に変えて納品してくれました。果肉はしっかりしていて、とても甘い!でも、スプーンで取って食べるには、少し固めかな?次回は、緑色のやわらかくて甘いアンデスメロンの中でも「良い物」を見つけて納品してくれるそうです。生徒たちにとっても、「今日は赤」で「次は緑」というのを目の当たりにすることで、「メロンにもいろんな種類がある」ことを実感してもらえるのではないでしょうか? しっかり食べて、明日の運動会本番では思いっきり体を動かしてください! ☆6月8日(木)の給食・ジャージャー麺 ・ビーンズポテト ・冷凍みかん 【 産 地 】 にんにく:青森 生姜:高知 豚ひき肉:北海道 豚レバーミンチ:国産 玉ねぎ:千葉 人参:茨城 干し椎茸:岩手 鶏ガラ:国産 白みそ:国産 八丁みそ:三河産(愛知)大豆 きゅうり:埼玉 もやし:栃木 ねぎ:茨城 じゃが芋:静岡 大豆:北海道 冷凍みかん:和歌山 【 今日 の 一言 】 今日は運動会2日前です。みんなの元気が出るようにジャージャー麺を、そして暑さに負けないよう冷凍みかんにしました!冷凍みかんは、他区の小学校では大人気だったのですが、昨年度の砧中学校では、残菜としてけっこう多く残ることがありました。なので今回は、去年のSサイズよりも小さい「2Sサイズ」にしました。 また、冷凍みかんの日に限って、なぜか雨の日だったり涼しい日だったりしたので、そういう意味でも悔しい思いをしてきました。もし、今日が涼しかったら、少し長めに流水での洗浄を行なって、解凍具合を調節しようと調理員さんたちと話し合いましたが、今日の気温ならそういった配慮も必要ありません。冷たいデザートで、生徒たちが喜んでくれるといいなと思います。 ジャージャー麺は、みそと辛目の八丁みそとの組み合わせによる味を柱に、玉ねぎのみじん切り・ひき肉とレバーミンチの旨味とコク・鶏ガラスープも加わって美味しい肉みそダレを作り、それを麺にかけます。1番上には、茹でて冷やしたシャキシャキのもやしときゅうりを盛り付けて、それぞれの味を楽しみながら食べ進める。どんな時でも思わず食欲が湧いてしまう料理なので、がんばっている生徒たちにはピッタリだと思います。 ただ、麺料理はご飯に比べてエネルギーが確保しづらいので、不足した栄養は副菜で補います。今回はじゃが芋と大豆を使った揚げ物「ビーンズポテト」です。それぞれに片栗粉をまぶし油で揚げた後、塩・こしょう・パプリカパウダー・ガーリックパウダーをまぶします。今まで味が優しすぎたので、前回から香辛料の量を増やしました。より中学生好みの味になったので、豆が苦手な生徒でも食べられると思います。 明日はカツカレーです。運動会まであと少し!がんばれー!! ☆6月7日(水)の給食・パインパン ・ポテトミートグラタン ・ABCスープ 【 産 地 】 にんにく:青森 生姜:高知 豚ひき肉:北海道 豚レバーミンチ:国産 ホールトマト缶:イタリア産 玉ねぎ:千葉 大豆:北海道 じゃが芋:長崎 シュレッドチーズ:アメリカ・オランダ原料 パセリ:茨城 ベーコン:千葉 人参:茨城 鶏ガラ:国産 キャベツ:茨城 ホールコーン缶:アメリカ産 【 今日 の 一言 】 今日はとても甘い「パインパン」、トマトの甘味と旨味・そしてほのかに残った酸味が深い味のミートソースとなり、ポテト・チーズも加わって美味しく焼き上がった「ポテトミートグラタン」、アルファベットと数字の形のマカロニが見た目も面白い野菜たっぷりの「ABCスープ」です。 今日は味見のときに、ABCスープの味が薄かったので、塩を少し足しました。すると、塩味だけでなく、一気にスープ全体の旨味が上がった気がしました。これは「味の対比効果」と言って、例えば塩をふることでスイカの甘味がアップするのと同じ原理になります。最後の一手間のおかげで、調理員さんたちの作った美味しい味が、確実に生徒の元に届けられたので良かったです。 グラタンも、材料のひき肉と大豆・野菜のみじん切りを炒めるところから始めており、トマト缶と調味料を加えて煮込み、グラタン皿に蒸した芋とミートソース・シュレッドチーズをかけて1個1個ていねいに焼き上げました。この料理1品でいろんな栄養がとれてしまいます。 それらのおかずの味を楽しみながら、主食であるパンを食べて、時々食べ当たる乾燥パインの甘味が気分を変えてくれて、また他の料理が食べたくなる。といった感じでした。 しかも、今日はお皿は2種類だけ。準備・配膳・片付けもしやすいです。今日は運動会の週のちょうど真ん中で疲れもたまっているところで、さらに午後に出張を控えている先生たちも多くいたので、この献立にしました。あと2日間経てば、もう運動会本番です。待っているのは「ジャージャー麺」「カツカレー」です。給食室からも、応援しています! ☆6月6日(火)の給食・プルコギ丼 ・青菜と豆腐の卵スープ ・フルーツポンチ 【 産 地 】 米:山形(つや姫) 豚肩ロース:北海道 玉ねぎ:千葉 人参:千葉 もやし:栃木 りんご:青森 生姜:高知 にんにく:青森 白ごま:スーダン・パラグアイ産 にら:栃木 鶏ガラ:国産 豚肩肉:北海道 小松菜:茨城 豆腐:愛知・佐賀 ねぎ:茨城 卵:栃木 みかん缶:国産 黄桃缶:山形 パイン缶:フィリピン産 【 今日 の 一言 】 今日は肉・野菜を甘辛い韓国風ダレで炒めた「プルコギ丼」、豆腐・卵をメインとした栄養を補うためのメニューですが味も抜群・トロトロフワフワ本格中華の雰囲気ただよう「青菜と卵のスープ」、水・砂糖・白ワインを煮詰めて冷やしたスッキリ甘いシロップの「フルーツポンチ」です。 プルコギ丼はやわらかい豚肩ロース肉を使っています。タレにはすりおろしの玉ねぎ・りんご・生姜・にんにくが入っており、成分によりさらに肉がやわらかくなり、食欲をそそる香りもつきます。 スープは豆腐と卵のやわらかくてフワフワな食感が「癒し」を与えてくれます。これで水分をとりつつ、良質なたんぱく質もとれるし、小松菜・ねぎといった野菜の栄養もとれます。 ですが、今日は1時間目から4時間目まで運動会の予行練習。教室の椅子を校庭に実際に運んで行う本格的な練習でした。給食時間も少し遅らせることにしましたが、練習を終えて教室に戻る生徒たちの顔は「やりきった」ような「疲れたよー」といったような表情だったので、「がんばったね」「お疲れ様ー」と声をかけました。疲れていると、食欲がわかない生徒もいると思いますが、なるべく味をしっかりめにつけて、スープはほのかな塩味にして、「この時期の食べやすさ」を意識してみました。無理せず、できるだけ食べて栄養をとってもらえると安心です。今日はごちそうさまの時間も30分近く遅くすることにし、学校全体で生徒の給食時間を確保する体制をとりました。 調理員さんたちの片付けの時間が遅くなり、作業も押してしまいますが、調理員さんたちは快く「いいですよ」と言ってくれたのが、ありがたかったです。 ☆6月5日(月)の給食・えびピラフ・チリコンカン添え ・キャベツとベーコンのスープ ・チョコチップケーキ 【 産 地 】 米:山形(つや姫) にんにく:青森 人参:千葉 玉ねぎ:千葉 ベーコン:千葉 むきエビ:佐賀 パセリ:茨城 ピーマン:茨城 大豆:北海道 豚ひき肉:北海道 豚レバーミンチ:国産 ダイストマト缶:イタリア産 じゃが芋:長崎 ホールコーン缶:アメリカ産 鶏ガラ:国産 マッシュルーム缶:インドネシア産 キャベツ:茨城 卵:栃木 牛乳:東京牛乳 使用 【 今日 の 一言 】 今日は運動会練習を校庭で行っている学年がありました。明日は全体での予行練習です。今日の気温は半月ぶりに30度に達するそうで、生徒たちには水分補給しながら、注意して取り組んでほしいです。 今週は少しでも食べやすいメニューをと思い、かなり力を入れて献立を作っています。本番まで、給食室からもできる限り応援します。いい面もあって、牛乳が残りにくくなったそうです。飲みやすい時期に飲んで、牛乳の味への抵抗をなくしてもらえたら嬉しいです。 今日のメニューは、えびピラフとチリコンカン、キャベツとベーコンのスープ、デザートに手作りのチョコチップケーキです。チリコンカンは豚ひき肉と人参・玉ねぎ・トマト缶、そして大豆が入っています。さらに、チリパウダーやパプリカ・オレガノなどの香辛料も使っています。じっくり煮込むことで素材の旨味を引き出しています。特にトマトの甘味と旨味がすごい! えびピラフに添えながら、2つ合わせて食べても美味しいし、それぞれの味を楽しんで食べ進めてもいいです。ピラフは佐賀県産のえびの塩気とプリップリの肉質が素晴らしかったです。食べやすくて、さらにエビ・野菜・肉・大豆の栄養もとれます。練習で疲れた体にどうぞ! キャベツとベーコンのスープは、4月にも「春キャベツ」を使って作ったことがありました。あの時は、少ししょっぱかったので水を足したのですが、今回は薄味だったので逆に塩・こしょうを追加しました。汗をかいた生徒たちにとって、ある程度の塩分補給と、食べやすいしっかり目の味付けは大切です。このスープをしっかり飲んで、野菜の栄養をさらにとりましょう! デザートは、チョコチップケーキです。今年の2月に出したとき、大好評だったメニューです。みんなへの応援の気持ちを込めて、再び登場です。小麦粉・ベーキングパウダー・卵・砂糖・バター・牛乳に、ココアとチョコチップを加えてチョコレート生地を作っています。チョコチップは半分残しておいて、オーブンで焼く前にさらに上からふりかけています。焼き上がったら、粉砂糖をかけて完成です。見た目の白さもとてもオシャレ!いくつもの焼き上がったケーキ生地に粉砂糖をかける調理員さんの姿は、さながら一流のパティシエでした。 給食終了後も大好評。3年生と思われる3人の男子生徒から「おいしかったです!」「気持ちが込もっていました!」と言われました。伝わったようで、なによりです。 ☆6月2日(金)の給食・イワシの蒲焼き丼 ・カミカミサラダ ・豆腐とわかめのみそ汁 【 産 地 】 米:山形(つや姫) イワシ:北海道(銚子) 生姜:高知 大根:青森 人参:千葉 ごぼう:青森 ハム:埼玉 きゅうり:世田谷区 ホールコーン:アメリカ産 にんにく:青森 レモン:広島 白ごま:スーダン・パラグアイ産 えのき:新潟 豆腐:愛知・佐賀 わかめ:三陸産 油揚げ:アメリカ・カナダ産大豆 ねぎ:千葉 赤みそ・白みそ:国産 【 今日 の 一言 】 6月4日は「む(6)・し(4)」ということで「虫歯予防デー」とされており、そこから始まる1週間を「歯と口の健康週間」と言います。 6月4日は日曜日で学校が休みなので、今日の給食を虫歯予防のための「カミカミ献立」にしました。よく噛むと、唾液がしっかり出てきて歯の隙間に残りやすい食べかすをきれいにしてくれるため、虫歯の予防になります。他にもよく噛むことは、「脳に栄養が届きやすい・集中力アップ」「アゴが強くなって、発声もよくなる」「唾液の消化酵素によって、食べ物の味を美味しく感じやすくなる」など、良いことが目白押し! しかしながら、中学校給食は30分しかありません。食材が固くなりすぎないように、「食べる側が意識してよく噛んでもらえればOK」という精神のもとで、できるだけ食べやすいように工夫して調理しました。 蒲焼き丼は、「イワシの開き」に片栗粉をまぶしています。油で揚げているため、小骨ごと美味しく食べることができます。揚げた後は、生姜の美味しそうな香りが漂う「甘辛醤油ダレ」に漬け込んでいます。この「漬け込む」ことがポイントです。イワシをタレにしっかり浸すことで、味が染み込み、時間が経った後でも身が固くなりすぎないようにしています。これを、例えば「揚げた後に、上からタレをかける」だけだと、生徒たちが食べる頃には身が「せんべい」や「さきイカ」のように固くなりすぎてしまうことがあります。一見、「固いならカミカミメニューにふさわしい」と思うかもしれませんが、決められた時間内に食べなくてはいけない生徒たちのことを考えると、調理員さんの負担は増えますが、1枚1枚タレにしっかり浸した方がいいと判断しました。中まで味が染み込んだ適度に歯ごたえのあるイワシ、今日も食べやすさに配慮した砧中の給食です。 ご飯にもタレをかけています。「うなぎの蒲焼き」のように、とても美味しく食べ進めることができます。しっかり食べて、来週に控えた運動会までがんばってほしいです! カミカミサラダは、いつもの人参・きゅうり・コーンに加えて、大根・ごぼうを使っています。適度に歯応えが残るようにしつつ、しっかり火を通した後で、真空冷却機で野菜が15度になるまで冷やしています。適度に残ったシャキシャキ感を楽しみつつ、マヨネーズ・オリーブオイル・にんにく・レモン汁・酢・醤油・砂糖などで作った特製ドレッシングと合わせながら、今日も美味しく食べてください! みそ汁には、三陸産のわかめが入っています。いつもの定番の具材ですが、今日はちょっと意識してよく噛んで食べてほしいなあ。豆腐・油揚げ・みそと大豆製品がたっぷり!みそ汁は元々栄養価の高い料理です。新年度になってから、砧中の汁物の残菜が少なくなりました。今日もたくさん食べてください! ☆6月1日(木)の給食・中華丼 ・春雨中華サラダ ・オレンジ1/2 【 産 地 】 米:山形(つや姫) にんにく:青森 生姜:高知 豚肩ロース:北海道 玉ねぎ:千葉 人参:徳島 たけのこ水煮:福岡・熊本 えのき:長野 鶏ガラ:国産 いか:青森 うずら卵:愛知 白菜:茨城 もやし:栃木 きゅうり:世田谷区 ハム:埼玉 白ごま:スーダン・パラグアイ産 春雨:原料(じゃが芋:北海道 さつま芋:九州) オレンジ:愛知産ハウスみかん 【 今日 の 一言 】 今日は野菜たっぷり中華丼です!「丼物」は、中学校給食にとって心強い味方です!給食時間が短くて、栄養のため食べる量も多くなってしまう中学生ですが、丼物ならご飯・野菜・肉・魚介・卵などの様々な食材を無理なく美味しく食べ進めることができます!本当なら、時間もたっぷりとって、主食・主菜・副菜・汁物のわかりやすい形で出してあげたいところですが。 しかし、この中華丼は、カレーライスなどとは違って香辛料に頼ることができないので、しっかり目の味付けにしてあげないと、途中で味に飽きが来てしまいます。特に今は、暑くなってきて運動会練習も始まった時期なので、注意が必要です。 味見をしてから、今日は少し塩を足すことにしました。はっきりとした美味しさになったと思ったのですが、時間が経って冷めてから食べると、また少し味がぼやけた印象に変わった気がします。私は時々当たるうずら卵の味が好きなのですが、苦手な生徒もきっといます。もっと全体的に何とかならないかなー? とか1人でグチグチと考えていましたが、不意に給食室で調理チーフと話していたことを思い出しました。「前の学校では、豆板醤も使っていたと思います。」とのことでした。 …なるほど。アリかもしれません。中華丼は、元々は中華料理の「八宝菜」をご飯にかけるという、日本で生まれた食べ方です。中華由来の料理なので、同じ中華系調味料の豆板醤はアリですし、「中華丼」自体は日本のアイディアなので、多少のアレンジは許されるはず!ただ、豆板醤を強くし過ぎると、「ホイコーロー丼」や「マーボー豆腐」などと似たり寄ったりになってしまうので、そこだけは注意が必要です。と、いうことで次の登場を楽しみにしててください生徒たち! 春雨サラダは、芋でんぷんから作ったやわらかい春雨を使っています。ツルッとした喉越しが気持ちよく、お腹にも優しいので、暑さと練習で疲れた生徒たちでも、安心して食べてもらえたと思います。 最後にハウスみかんです。ハウス栽培の技術を確立してもらえたおかげで、この時期でも冬のように甘いみかんを食べることができます。みかんのハウス栽培は、露地栽培よりも難しい技術と管理が必要とのことです。ひと昔前までは、今の時期に手に入る柑橘類は「夏みかん」「グレープフルーツ系」の酸味の強い物ばかりだったので、残菜も多く残り、よく私たち栄養士の心をくじかせていました。農家の方達のおかげで、生徒たちも私たちも救われております。心の底から、「ごちそうさまでした」と伝えたいですね。 ☆5月31日(水)の給食・ナン ・キーマカレー ・タンドリーチキン ・マセドアンサラダ 【 産 地 】 大豆:北海道 人参:徳島 豚ひき肉:北海道 玉ねぎ:千葉 セロリ:長野 鶏ガラ:国産 豚レバーミンチ:国産 ダイストマト缶:イタリア産 フルーツチャツネ:タイ産 じゃが芋:長崎 粉チーズ:ニュージーランド産 きゅうり:埼玉 にんにく:青森 生姜:高知 鶏もも肉:北海道 【 今日 の 一言 】 3年生の修学旅行が無事に終了、1年生たちも昨日は校外学習を無事に終えたようです。今日は久しぶりに、全学年そろっての給食です。生徒たちも疲れが残っていて大変に感じる1日かと思ったので、ワクワクした気持ちになるよう「ナンとキーマカレー」にしました。 キーマカレーは「ドライカレーと同じ」もしくは「2つは別の種類」というどっちの説明もされることがありますが、私は同じ種類のカレーだと認識しております。本場インドのカレーがこの「キーマカレー」で、みじん切りの野菜や豆、ひき肉、香辛料を使い、水分がとぶまで煮詰めるところが、日本のカレーライスと違うところです。 本来、キーマカレーには「油と小麦粉から作るルウ」は使いません。しかし、大量調理では野菜から出る水分の量がハンパではなく、本来の形に沿うように作ってしまうと、「カレー」とはかけ離れた味になってしまいます。そこで、「カレー」としての味に近づけるため、給食では手作りの「カレールウ」を加えています。一見矛盾したこの作り方に辿り着くのに、3年間くらいかかったと思います。いつものカレーとは違う美味しさを出しながら、ナンによく合う自慢のキーマカレーです!野菜は人参・セロリ・玉ねぎ・トマト缶と、大豆のみじん切りも入っており、カレーライスよりも脂質が少ないので、とてもヘルシーで栄養満点です。 タンドリーチキンは、にんにく・生姜・塩・こしょう・玉ねぎ・ウスターソース・カレー粉・ケチャップ・パプリカ粉をミキサーにかけた後、ヨーグルトを加えて、それらに肉を30分以上漬け込んでから焼いています。ヨーグルトのまろやかな風味のおかげで、キーマカレーの味とケンカすることもなく、さらにインド料理の雰囲気を感じる味になっています。 マセドアンサラダは、角切りにした野菜のサラダです。入っているじゃが芋の味が、今日の献立のサラダとしてぴったりです。口に残るスパイスの香りを、じゃが芋のまろやかさとドレッシングの味が一新してくれるので、美味しく食べ進めることができます。この給食を食べて、明日もみんなが元気に登校してきてくれるといいなー。 ☆5月30日(火)の給食・ご飯 ・コロッケ ・和風しらすサラダ ・えのきと豆腐のみそ汁 【 産 地 】 米:山形(つや姫) 大豆:北海道 人参:徳島 豚ひき肉:北海道 玉ねぎ:愛知 じゃが芋:長崎 ポテトフレーク:北海道 キャベツ:茨城 しらす:茨城 もやし:栃木 大根:千葉 えのき:新潟 油揚げ:アメリカ・カナダ産大豆 豆腐:愛知・佐賀 みそ:国産原料 わかめ:三陸 白ごま:スーダン・パラグアイ産 【 今日 の 一言 】 今日は1年生が校外学習に出かけています。3年生は引き続き、修学旅行の振り替え休日です。そのため、今日は2年生とi組だけが学校で過ごしています。いつもより食数も少ないので、ゆっくりできそうと思いきや、いつもと量が違うため、コロッケの生地の固さ、ドレッシングの味など、いろんなことに気を遣いました。無事に終わって、ホッとしております。 コロッケは、じゃが芋とひき肉だけでなく、みじん切りにした大豆・人参・玉ねぎを加えています。特に、玉ねぎを多く入れることで、中がやわらかくてクリーミーな仕上がりになります。大豆も入っているので、市販の物よりも栄養バランスがいいですよ!ソースは、ケチャップとウスターソース・中濃ソース・粉辛子を煮詰めて作っています。このソースのおいしさにも気づいてくれる生徒がいたら嬉しいなー。 和風しらすサラダは、しらすを熱湯で茹でた後に水冷して、最後に野菜と一緒にドレッシングを和えています。骨ごと食べられる「ししゃも」「ちりめんじゃこ」「しらす(じゃこと魚の種類は一緒ですが…)」などの小魚はカルシウムが豊富なので、成長期である小・中学生には大切な食材です。ぜひたくさん食べてほしいところですが、今日のサラダは「人参の嫌な苦味」が少し目立ちました。もしかしたら、この時期はこういった人参が続くかもしれません。こればっかりは、給食室で長く茹でたところでどうにかできるものではないので、下処理の時に「皮を厚く剥く」などの対策をとってみたいと思います。アドバイスくれた調理チーフ、ありがとうございました! みそ汁も、人参の固さがいつもよりちょっと目立ちましたが、汁物であるためか「苦味」はそんな気になりませんでした。野菜・油揚げ・豆腐・わかめ、それぞれの食材がバランスを取り合っていて良い感じ!特に赤みそと白みその量のバランスが良かったです。今日の食数はいつもの1/3程度なので、かなり調味料に悩みましたが、その甲斐はありました。これは自分の感覚のおかげですね(笑) そしてとても美味しかったのが「ご飯」!今日の献立を見て、「暑くなってきたこの時期に、コロッケがおかずだと白米は進まないかな?わかめご飯にしてあげれば良かったかな?」とも思っていましたが、やはりウチの白ご飯は美味しい!!甘くて、水々しくて、お米のおいしさをしっかりと感じられる!お米屋さんからも「品質が良い」と評判の、「山形県産つや姫」のおかげですね。 また、このつや姫は「米に対する水分量は1.4倍くらいがおすすめです。」という資料を見せてもらったのですが、砧中では実践を繰り返して、去年ようやく水量1.27倍という最高の水加減に辿り着きました。大量調理は勝手が違うので、自分たちで適量を出さないといけないことが多いのですが、この分量にたどり着いたのは、去年試行錯誤させてくれた調理員さんたちのおかげです。私は白ご飯だけでどんどん食べ進んでしまいました。お米の美味しさに目を向けてくれる生徒も増えてくれたらいいなー。 ☆5月29日(月)の給食・チャーハン ・いかチリソース(2) ・わかめスープ 【 産 地 】 米:山形(つや姫) ねぎ:茨城 生姜:高知 ハム:埼玉 卵:栃木 万能ねぎ:福岡 いか:青森 にんにく:青森 鶏ガラ:国産 鶏もも肉:北海道 人参:徳島 もやし:栃木 たけのこ水煮:福岡・熊本 えのき:長野 わかめ:三陸 白ごま:スーダン・パラグアイ産 【 今日 の 一言 】 今週はジメッとした日が続きそうですね。給食室もですが、生徒たちも熱中症になったり体調を崩したりしないよう、気をつけて過ごしていきたいですね。 今日はチャーハンです。3年生がいない分、いつものレシピの分量を少し調整しました。量・味ともにいつもとほとんど同じ仕上がりだったので、ほっとしております。米は塩・醤油・ラードを入れて炊飯しています。ラードを加えることで、一気に本格中華の風味が付きます。具は生姜・ねぎ・ハム・卵・万能ねぎで、塩・こしょう・醤油・ごま油を加えています。生姜とごま油の香りが、食欲をそそります。給食のチャーハンはあくまで主食として、おかずと合わせて食べられるように薄味にしています。しかし、それでもチャーハンとしてのおいしさはしっかりと感じられます!いつも生徒たちからも大人気です。1週間の始まりを、これで気持ちよく迎えてほしいな。 いかチリソースは、いかに酒をふった後に片栗粉をまぶして揚げています。サクサクに揚がったいかに、手作りのチリソースをかけて食べます。ソースはみじん切りのにんにく・生姜・長ネギを炒め、それらの野菜の風味を加えています。調味料はケチャップ・砂糖・酒・ごま油・豆板醤・パプリカ・チリパウダーで、それらが甘辛くて深い味わいのソースにしてくれます。特に、香辛料の「ピリッとした」辛さが、今日のジメジメ感を吹き飛ばしてくれます。 わかめスープは、チャーハン・いかチリの箸休めになるよう、薄味ですっきりとした味わいで、ちょっと塩味を効かせています。わかめ、鶏肉、たけのこ、もやし、食べる具材によって、その素材の味もしっかりと楽しめます。今日から運動会練習が始まりました。スープの野菜と水分をしっかりとって、元気に活動できるようにしましょう! ☆5月26日(金)の給食・かき揚げ天丼 ・ごまドレッシングサラダ ・じゃが芋と豆腐のみそ汁 【 産 地 】 米:山形(つや姫) 玉ねぎ:愛知 人参:徳島 いか:青森 キャベツ:茨城 もやし:栃木 きゅうり:埼玉 じゃが芋:長崎 えのき:長野 豆腐:愛知・佐賀 油揚げ:アメリカ・カナダ大豆 わかめ:三陸 みそ:国産 ねぎ:茨城 【 今日 の 一言 】 今日から3年生は修学旅行に出かけました。思い出に残る、素晴らしい行事になることを願っています。そんなわけで、今日の食数は少ないです。しかし、作るのが大変な「かき揚げ天丼」!4月から給食室は新メンバー、そして各クラスの生徒たちの人数も変わった新体制になってからの、初めてのかき揚げです。去年と同じように作れるか確認しながら、丁寧に作りました。 かき揚げは、玉ねぎ・人参・いかを合わせて、塩水で小麦粉を溶いて混ぜながら生地を作っています。学校によっては生地を一気に作ってから揚げているところもありますが、砧中では50枚作ったらすぐ揚げる、作ったらすぐ揚げるを繰り返しています。生地は時間が経つとべちゃっとつぶれてきてしまうため、しっかりした形のかき揚げができるよう、調理員さんたちがこだわってくれています。大変、ありがたいことです。 また、天つゆも手作りで、鰹ダシ・醤油・みりん・三温糖・水溶き片栗粉で作っています。天丼として美味しく食べられるように、できた天つゆの4割をかき揚げに、6割をご飯にかけてもらっています。これも大変な手間です。しかし、調理員さんたちはいつも「子供たちのために」という思いで笑顔で作ってくれています。おかげで、今日も美味しいかき揚げ天丼ができました。ありがとうございます。 ごまドレッシングサラダのドレッシングも絶品!今日のは特に美味しく感じました。酢・醤油が強すぎることもなく、白ごまの風味との一体感があって、とても美味しく食べられました。 みそ汁は、豆腐とじゃが芋をメインにしました。他の料理との食べ合わせも良く、「飲むとホッとする」みそ汁の良さが全面に出たいい仕上がりでした! ☆5月25日(木)の給食・ホイコーロー丼 ・にら玉スープ ・メロン1/12 【 産 地 】 米:山形(つや姫) にんにく:青森 生姜:高知 豚肩ロース:青森 人参:徳島 キャベツ:茨城 干し椎茸:岩手 鶏ガラ:国産 赤みそ:国産 ピーマン:茨城 鶏もも肉:青森 にら:栃木 豆腐:佐賀・愛知 白ごま:スーダン・パラグアイ産 ねぎ:茨城 卵:栃木 アンデスメロン:茨城 【 今日 の 一言 】 今日は人気メニュー「ホイコーロー丼」です。やわらかい豚肩ロースとたっぷりのキャベツなどの野菜、それぞれの食材の旨味が合わさり「味の相乗効果」が起きてさらに美味しくなっています。そこに豆板醤のピリッとした辛味、みそのコク、にんにく・生姜の香りと砂糖・塩・しょうゆなどの各種調味料による味、最後に入れたシャキシャキのピーマンなど、一言で「とても美味しい料理」です。 ただ、人気ではあるのですが、献立の組み合わせでいつも苦労しています。カレーライスほどカロリーがないため、デザートを付けるなら「白玉フルーツポンチ」「フルーツヨーグルト」などのしっかりしたデザートでないとエネルギー量が足りません。今回の「メロン」で最低ラインギリギリです。なので、他の日にそれらのデザートを使っていたら、副菜として「サラダ」を付けることが多いのですが、ホイコーロー丼にも野菜が多く入っているし、「野菜・野菜」のシャキシャキ感だらけの献立になってしまうので、残菜は残りやすくなります。 同様に、スープも野菜が多い物は避けて、今日のにら玉スープのような「豆腐と卵がメイン」といった物が多くなります。 しかし、今日は調理チーフの案で、キャベツを調理する前に一度熱湯をかけてみました。そうすると、適度にシナッとしてキャベツから水分がある程度出て、「かさ」も減りました。それにより、ホイコーローの味を薄めることなく、キャベツがいつもよりも馴染んで、とても食べやすくなりました!この方法なら、もう少し量を多くして、組み合わせを「サラダ」にしたとしても生徒たちは食べやすくなると思います。 そんな感じで、今日のホイコーロー丼はいつにも増して自信があります!きっと生徒たちもたくさん食べたことでしっかりと栄養をとって、そして楽しみと満足感をもって給食時間を過ごしてもらえたと思います。 にら玉スープは、「人参・にら・ねぎ」だけと野菜は少なめ、でも「にら」の風味はちゃんと味わえます。そして、豆腐と卵が多めに入っているので、野菜の多いホイコーロー丼のお供としてぴったり!今日も調理員さんたちが丁寧に卵を溶いて流し入れてくれたので、フワフワ!まろやかでごま油の香りもする美味しいスープになりました! メロンは今年初めてです。まだ、甘味は弱いですが、メロンの香りと果汁を味わえます。食べて味わうことで、夏が近づいてきたことを感じてもらえたらいいですね。 ☆5月24日(水)の給食・チリビーンズドッグ ・オニオンドレッシングサラダ ・豆乳クリームシチュー 【 産 地 】 コッペパン:国産小麦使用 豚ひき肉:北海道 豚レバーミンチ:国産 大豆:北海道 人参:徳島 玉ねぎ:愛知 チーズ:アメリカ・オランダ原料 キャベツ:茨城 きゅうり:埼玉 にんにく:青森 ホールコーン缶:北海道 豚肩ロース:青森 鶏ガラ:国産 じゃが芋:長崎 米粉:国産米 マッシュルーム缶:インドネシア産 パセリ:千葉 豆乳:アメリカ・カナダ大豆 生クリーム:北海道 【 今日 の 一言 】 今日はすっきり爽やかな天気で気持ちよかったですね!さらに今日のメニューは「パン」なので、なんか特別感がありますね! さて、今日のパンは「チリビーンズドッグ」です。しかし、名前に反していまいち味がパッとしなかった印象を私はもっています。作る度に「次回はケチャップとチリパウダーを増やそう。肉を増やそう。大豆を減らそう。」と言っている気がします。そんなこんなで、細かい変更を刻んできた料理ですが、4月の新メニュー「カレーミートドッグ」が好評だったのを受けて、今日は強い味を目指してチリパウダーの量を大幅に増やしました!ようやく名前にふさわしい、はっきりした味に近づけたかと思います。でも、まだいける!もっと美味しくできる!給食において、香辛料を増やすのはけっこう勇気がいることなのですが、さらなる味を目指して次回またチャレンジしてみたいと思います。それでも、今日のこのピリッとした味なら、みんな美味しく食べてくれたと思います。名前の通り、大豆も入っているので栄養バランスもいいのです!3年生は、間近に迫った修学旅行を万全の状態で迎えられるように、明日もしっかり食べてほしいですね。 オニオンドレッシングサラダは、手作りドレッシングにみじん切りの玉ねぎを加えています。玉ねぎの状態によって味が左右されてしまうのが欠点ですが、過去の仕上がりをもとに醤油・粉からし・砂糖・塩などを増やして調整したことで、ようやく味が安定してきました。サラダだけでなく、ドレッシングにも野菜の栄養が入っています!しかも、玉ねぎの風味が爽やかにさせてくれる。パン・シチューの合間に食べると、また気持ちを一新させてくれます。 豆乳クリームシチューは、いつもの米粉で作るクリームシチューのレシピを基に、牛乳の半分を「豆乳」に代えた料理です。これにより、「シチューを食べながら大豆製品の栄養も取れる」という利点があるのですが、今日は味にも少し変化が…。牛乳だと、食べた後にどうしてもお腹が重たくなってしまいがちですが、今日は豆乳の風味を感じることができて、いつもより軽く食べられている気がしました。水と牛乳・豆乳の割合を少し調整したのですが、それが良かったのかも?もちろん、調理員さんの入れるタイミングも重要だったと思います!夏場は、こちらのシチューの方がいいのかもしれません。7月の献立で、もう一度試してみようかな? ☆5月23日(火)の給食・ご飯 ・ししゃもフライ ・野菜の辛子醤油和え ・韓国風肉じゃが 【 産 地 】 ししゃも:アイスランド産 → 国内加工 もやし:栃木 ほうれん草:茨城 白菜:茨城 人参:徳島 白ごま:スーダン・パラグアイ産 じゃが芋:長崎 豚肩ロース:岩手 生姜:高知 にんにく:青森 糸こんにゃく:群馬 ねぎ:茨城 玉ねぎ:愛知 米:山形(つや姫) 【 今日 の 一言 】 今日は1日雨…。すっきりしない天気ですね。でも、給食はそんな「ジメジメ」した気分を吹き飛ばすメニューがそろっています。 ししゃもフライはサックサク!食感だけでも気持ちいい!中は卵が入っていて、ジューシーでクリーミーな味わい。骨ごと食べるので、カルシウム補給にもなります。中学生は大人に向けて体が大きく成長するとき!骨をしっかり作るカルシウムは超重要です。しっかり食べてください! 野菜の辛子醤油和えは、粉辛子の香りが鼻にスーッと抜けてきますが、全く辛くありません。食べると爽快感があります。野菜はもやし・白菜・人参・そして緑黄色野菜として栄養たっぷりな「ほうれん草」を使っています。ほうれん草を洗っていると、17kgのほうれん草の中に2枚だけ「虫の卵」のような物が付いているのを発見。葉っぱを1枚1枚、裏表を確認しながら洗うという気が遠くなるような作業でしたが、調理員さんたちと一緒に頑張って洗って、他には何も異常なく、安全なことを確認しました。 韓国風肉じゃがは、肉じゃがににんにく・コチジャン・白ごま・ごま油を加えてあります。ほんのりした辛味と、強い甘味があり、同じく韓国料理の「プルコギ」の味を思い出させる仕上がりです。「韓国風」という名前にピッタリの、美味しい肉じゃがができました!じゃが芋も柔らかくてホックホック。でも、煮崩れはほとんどしていない。給食時間が30分と短い中学生でも、これなら食べやすいので、たくさんおかわりしてほしいです。肉じゃがなどの煮物は、暑い時期には不向きな料理ですが、給食では月に1度くらいは献立の種類の関係で出さざるを得ません。そのため、暑い時期には「韓国風肉じゃが」「カレー肉じゃが」などの香辛料を活かした料理にして、食欲をわかせてあげたいと思っています。 ☆5月22日(月)の給食・五目あんかけそば ・大豆とじゃこの甘唐揚げ ・オレンジ1/2(ハウスみかん) 【 産 地 】 にんにく:青森 生姜:高知 玉ねぎ:佐賀 豚肩ロース:青森 人参:徳島 鶏ガラ:国産 たけのこ水煮:福岡・熊本 うずら卵水煮:愛知 白菜:茨城 もやし:栃木 小松菜:茨城 いか:青森 大豆:北海道 ちりめんじゃこ:広島 白ごま:スーダン・パラグアイ産 オレンジ:愛知県蒲郡市の温室みかん 【 今日 の 一言 】 休み明けである今日の給食は、たっぷりの野菜と肉、魚介の入った五目あんかけそばです。休日の食事は、外食で済ませたり、お店でお弁当を買ったり、家で作ったりするかと思います。私もそうなのですが、買うにしても家で作るにしても、どうしても味が濃くなりがちです。 そして、今日のあんかけ焼きそばを給食室で味見したとき、「なんて安心する味なんだ!」と1人で感動していました。給食は大量調理で何種類もの食材、調味料を使って炒め、煮込んでいきます。味の調整が大変だったり、味がぼやけやすかったりと難しい点もあります。しかし、大量調理だからこそ生み出せる「味の深み」「コク」「旨味」があり、それらが「優しくて安心できてさらに美味しい!」と思える味にしてくれます。「どうしたら、給食のような味になるのだろう?」と、私はもう10年近く悩んでいますが、未だに答えがわかりません。 今日のあんかけそばを食べて、私と同じように安心感と満足感を生徒たちに届けることができていたら、とても嬉しく思います。 大豆とじゃこの甘唐揚げは、片栗粉をまぶした大豆を油で揚げて、ちりめんじゃこはそのまま素揚げにした後、醤油・みりん・砂糖・ごまで作った甘辛いタレにからめて作っています。揚げた豆とじゃこがサクサク、カリカリで美味しく、これまでも残菜率は1%程度でした(豆・小魚の料理なのに、これは驚きです)。ただ、今日は1人分が予想以上に多くなってしまいました。これも、新年度による食数の変化によるものと思います。次回は、豆の量を少し抑えて作ってあげようと思います。 そして今日のオレンジですが、予定では4月・5月上旬に好評だった「カラマンダリン」を使う予定でした。日本の一般的なみかんである「ウンシュウミカン」と「キングマンダリン」というオレンジの交配種で、皮の薄さと剥きやすさ、そして甘くてジューシーな果肉が特徴の物です。しかし、5月20日以降から完全に品物がなくなってしまうということだったので、今回は急遽ハウス栽培された「温室みかん」に変更しました。こちらも皮が剥きやすく、とても甘くて美味しかったので、ほぼイメージ通りの献立で実施することができました。 調べてみると、みかんのハウス栽培は大変手間がかかるらしく、温度管理などを怠ると、木が枯れてしまうこともあるそうです。そういった大変な苦労をしながら農家の方達が作ってくれたおかげで、私たちは冬以外でも甘くて美味しいみかんを食べることができるのですね。今日のみかんを栽培してくれた農家の方と、変更に対応してくれた八百屋さん、そして今日も給食を作ってくれた調理員さんたち、ありがとうございました! ☆5月19日(金)の給食・ビビンバ ・春雨スープ ・りんごゼリー 【 産 地 】 米:山形(つや姫) 豚ひき肉・大豆:北海道 豚レバーミンチ:国産 人参:徳島 小松菜:茨城 たけのこ水煮:福岡・熊本 糸こんにゃく:群馬 もやし:栃木 白ごま:スーダン・パラグアイ産 卵:栃木 にんにく:青森 豚肩肉:北海道 春雨:国産(じゃが芋・さつま芋でん粉) ねぎ:茨城 白菜:茨城 りんごジュース:国産りんご100% 【 今日 の 一言 】 ビビンバは、給食にとって鬼門です。ビビンバらしく、白ご飯の上に肉・野菜・卵をそれぞれ盛り付けようとすると、教室での配膳が大変になってしまいます。 そこで砧中では、ご飯に「ひき肉」と「炒り卵」を事前に混ぜ合わせて、教室では「野菜を上に乗せるだけ」にしているのですが、混ぜご飯の弱点である「ボリュームが増える、味がぼやける」といった影響が出やすくなります。去年度の冬に作ったときは、安定した美味しさになっていたのですが、人数が変わって計算量も違ってくると、あっという間に味と仕上がり量が違ってきてしまいます。 今日のビビンバも大苦戦でした。野菜の「もやし」からの水分によって味が薄くなってしまい、具とご飯を一緒に食べても料理としての一体感が出ませんでした。そこで急遽、醤油と砂糖を追加して、さらに加熱してもらうことで、ご飯と一緒に食べても違和感のない美味しさを出すことができました。しかし、仕上がり量が多かったため、どのクラスも「ご飯が多く残る、もしくは野菜が多く残る」といった様子で給食室に戻ってきてしまいました。 ビビンバは作るたびに、レシピを大きく変更しているのですが、なかなか理想に辿り着けません。そこで次回は、肉は「そぼろにしてご飯に混ぜる」のではなく、プルコギ丼やホイコーロー丼などの人気メニューと同じように「肉と野菜を具として一緒に調理し、最後にご飯にのせる」といった方法にしてみたいと思います。しかし、そうするとご飯に混ぜるのは炒り卵だけになるのですが、こちらは果たしてご飯として美味しく食べられるのか、やってみないとわかりません。 また、ビビンバの煮汁が美味しく料理とご飯に絡むように、最後に水溶き片栗粉を使ってみようと思います。しかし、目に見えてとろみがついて「あん」になってしまうと、それはもう「ビビンバ」ではないので注意が必要ですが…。いずれにしろ、このままでは悔いが残る料理になってしまうので、思い切ってチャレンジです! ビビンバ自体は、野菜の栄養がたくさん取れる優秀なメニューです。今日も、ほぼ完食してくれたクラスが、1年・2年で1クラスずつありました。すごい!! そして、今日の春雨スープはとても美味しかったです!鶏ガラとニンニクでとったダシと、最後に加えたごま油と生姜汁の香りが素晴らしかったです。スープとしてはかなり残菜が少なく、どのクラスもよく食べてくれていました。 また、国産りんご果汁100%で作ったゼリーも絶品!すっきりしたりんごの甘さで、今日のスッキリしない天気も吹き飛ばしてくれそうで、こちらもよく食べていました! |
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