仲間の力を感じて閉会式が終わり、教室に帰ってきた子どもたちの顔はとても晴れ晴れとしていました。 赤組の子も白組の子も達成感に満ちあふれた表情で、お互いに運動会の成功を喜び合う姿がみられました。 勝ち負け以上のものをそれぞれが感じることができたのだと思います。 6年間を通しての成長を感じました。 組体操では、毎回の練習の後に一人ひとりが「ふりかえり」を書いていました。 「ふりかえり」とは、練習で頑張ったこと、できるようになったこと、思ったこと、次回に生かしたいことなどを記入します。 「肩倒立ができるようになった」 「今日、初めて飛行機が成功してうれしかった」 「倒立の練習をもっと頑張る」 と、はじめのうちは自分の頑張りや意気込みの内容が多くみられました。 練習を進めていくうちに、 「膝が痛かったけど、友達のために歯を食いしばって頑張った」 「全員ピラミッドはお互いにプラスの声かけをしていきたい」 「友達が一生懸命支えてくれているから、勇気を出して立つことができた」 と、仲間の存在を感じる内容へと変わっていきました。 テーマ「信頼」のもと、互いを信じ合うことで大きな力が生まれるということを、子どもたちは練習の中で体感し、学びあうことができました。 組体操の技術や完成度よりもずっと大切で、学んで欲しいと願ったことでした。 組体操を通して学んだことを、今後の生活の中で生かし、発揮していけるようこれからも指導にあたりたいと思います。 |
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