7/11 生活の中の経験 1年生「どっちが長い?」と2つのものの長さを比べるとき、初めにするのは、直接比較です。重ねられるなら重ねてみてどちらが長いか比べます。端をそろえて飛び出している方が長いです。 でもそれでは比べられないものもあります。動かせないものや重ねられないものです。その場合は、長さを写し取って比べます。紙テープなどを同じ長さに切り取り、重ねて比べます。左の写真です。教室のいろいろなところの長さを紙テープで写し取っていました。 でも、毎回そんなことはできません。身近にあるもので調べていきます。机の縦の長さと横の長さを比べたい。例えばえんぴつを使います。えんぴつをずらしながら・・・縦はえんぴつ3本分!横はえんぴつ4本分!「○○のいくつ分」で表す方法です。 ところが問題発生です。全く同じ大きさの机ですが、隣の子は、「違う!」といっています。縦はえんぴつ6本分で、横はえんぴつ8本分だよ!どちらかが間違っているんでしょうか。どちらも間違っていません。えんぴつの長さがそれぞれ違うからです。右の写真です。いろんなえんぴつを混ぜて使っています。これは大変! こうして、同じものがいくつ分あるかで比べなくてはいけないことに気が付いた1年生は、同じマス目が何マス分かで比べる良さに気が付いていきます。真ん中の写真です。今回は出てきませんが、最終的には「単位」があると便利であることに気付きます。 小さい頃に生活の中で何かの長さを比べた経験がきっとあるでしょう。幼い時の経験なども学習の中でとても役に立ちます。そして、今経験していることはその先で役に立つのです。←ちょっと国語の説明文みたいな終わり方になりました。(了) |