言葉は色鉛筆
1年生は2、3校時に「言葉」について学びました。講師は毎年お願いをしている岩波ジュニア新書編集長です。
SNSで自分のぬいぐるみを写真で投稿したとします。友だちから「いいね」の返信がくると嬉しいのですが、「かわいくない」と返信されるとどう受けとめるでしょうか? 話し言葉だと相手の表情やニュアンスで、共感してくれた言葉と受けとめることができます。しかし書かれた文字だけでは、否定されたように思ってしまいます。 「やばい」とか「大丈夫です」も同じです。言葉がワンパターン化してくると、相手に伝わりづらくなっていきます。まずは語彙を増やして、別に言い換える言葉がないかを考える習慣をつけましょう、と生徒に呼びかけていただきました。まさに言葉は色鉛筆。様々な色で表現することで、自分の思いも伝えやすくなります。「むかつく」という言葉もワンパターンにせず、どんな気持ちなのかを別の言葉に言い換えてみるようにしましょう。そのためには多くの言葉にふれること、読書が大切ですね。 |
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