『お知らせ・TOPICS』のコーナーでは、「今日のできごと」や「おしらせ」など更新された順に砧中の生徒や教育活動の様子を紹介しております。

生徒の疑問をきっかけとして

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昨日実施された避難訓練。その後、生徒から学級担任に質問がありました。砧中では校庭に避難集合する時に「走る」ことになっていますが、小学校の時は「走らない」と指導されていた。どちらが正しいのでしょうか、という内容でした。

砧中の避難計画では、火災や地震発生時は校舎から速やかに離れるとあり、それを根拠に「走って」避難集合するという訓練を長年繰り返してきました。一方で、生徒からの指摘の通り、走ることにより転倒事故などのリスクも高まります。

そこで本日、急きょ生活指導部会を開き、併せて成城消防署と世田谷区教委にも基本的な対応方針を確認しました。

その結果、最新の避難についての考え方を情報収集することができました。対応方針としては「走る」「走らない」を一律に定めるのではなく、ケースバイケースにより訓練することが望ましいとの見解でした。例えば火災の発生場所が校舎内なのか近隣なのかにより、走る場合と慌てず落ち着いて行動する場合に分けるなどです。本校では一律に「走る」と設定してきましたが、今後の避難訓練計画に際しては、具体的なケースを想定し、その都度避難方法を変更する必要があります。今回の検討を受けて、より詳細に避難訓練計画を定めることとしました。

今回、生徒からの疑問は、私たち教職員の固定観念に一石を投じるとともに、前例踏襲に陥っていた体制を見直すきっかけとなりました。生徒の安全対策を最優先としていたにもかかわらず、最新情報の収集と検証作業の不十分さを痛感した次第です。

本日の学活で生徒には避難訓練の変更点を伝えました。今後も生徒の疑問に真摯に向き合い、改善すべき点は改善してまいります。


校長 建部 豊
生活指導主任 淵上 英紀
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