武士にとって大切なもの元々は貴族の護衛だった武士。平安時代後期以降次第に政治の実権を握っていきました。さて、その武士が最も大切にしていたものは何でしょう。 命でも、お金でも、刀(ある意味大切にはしていましたが)でもありません。そうです。名誉を重んじていたのです。今の価値からはなかなか理解しづらいですが、時代劇ドラマなどでも名誉のためのに命を懸ける武士の姿が描かれています。参考にできますね。 そう言えば現在放送中の大河ドラマ。明治維新となり社会が経済を中心に大きく変わる中で、拝金主義がはびこっていきます。江戸幕府に仕えたかつての幕臣たちが「徳川の時代が良かった」と昔を懐かしむシーンが何度か登場します。きっと金儲け優先となり道徳的価値が失われることへの危機感なのでしょう。 渋沢栄一の『論語と算盤』はその価値のあり方を考える名著ですね。 |
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