答えの無い世界へ
3年生社会科公民、持続可能な世界へ向けて、今、自分たちが何ができるのか、生徒が自身の考えを発表していました。社会科授業も3年間のまとめの単元となっています。校長も専門は社会科(哲学)なのですが、中学3年生の時にふと疑問を感じたことがありました。入試社会科として正解を求めることと、正解のない社会問題の矛盾に、自分は好きな社会科を今後どう学んでいけばいいのか、壁にぶつかったことがありました。とりあえず入試は入試として割り切ってひたすら正解を求めることにしましたが。そんな疑問が出発点となり、大学では哲学を専攻することになったのかもしれません。生徒たちの発表を聞きながら、当時より更に複雑化した現代社会の中で、これから答えの無い世界へ船出していく生徒たちへ、心の中でエールを贈っていました。
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