平和への誓い世界情勢が混沌とする中、唯一の被爆国として果たす責任を、生徒代表が言葉に表しました。 原文を記載致します。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1945年8月6日、ここ広島に原爆が投下されてから、75年以上たった現在でも、海の向こうでは、戦争という許されないものによって、罪のない人々の命が次々と奪われています。 果たして、戦争は「悲惨」という一言で表せるものでしょうか。一人ひとりの努力、友人や家族との何気ない日々、抱えていた目標や夢、将来が、一瞬にして目の前から消えていくのです。 私たちは、その辛さを経験していません。しかしそのようなことが起こったという事実、そして、今も起こったという事実から目を背け、他人事だと思うことは、絶対にあってはいけません。唯一の被爆国として戦争や原爆について、学ぶ責務があるのです。 私たちは学校での平和学習を通して、戦争によってもたらされる被害や核兵器の恐ろしさについて考えてきました。その中で、今ある私たちの平和な日常は、戦争の中でも生き延びようとあきらめなかった方々のおかげで成り立っている、とても価値のあるものだと気づくことができました。私たちは、今の平和な日常を作ってくださった人々に感謝し、「今」という時を生きていることに感謝したいです。 平和というものは、誰か一人でも願うのをやめてしまうと、すぐに壊れてしまう儚く尊いものなのです。 だから、全世界において戦争や核兵器がまだ残っているこの時代に、私たちは次の時代を担うものとして、戦争の恐ろしさ、命の尊さを忘れず、後世に伝え、戦争や核兵器のない平和な世の中にしていく決意をここで新たにします。どうか見守っていてください。 2022年5月24日 世田谷区立砧中学校 3年生一同 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 |
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