修了式・・・想い
今日は令和4年度の修了式でした。
これまでの1年間の総まとめの日。 私からは、式の中で、こんな話をしました。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 桜の花も満開、一斉に咲きほこっています。 いろいろなことがあった1年間も、いよいよ今日で終了です。 1年生の皆さんは、移動教室などで、その考える力を身に付けてきました。 2年生の皆さんも、職場体験や校外学習などで、社会人としての意識を学んでました。 1年生も2年生も、コロナの影響が減り、この1年間で、大きく成長したと思います。 今日は<薔薇二曲>という北原白秋の詩を紹介します。 前半はこう始まります。 【薔薇ノ木二 薔薇の花サク。 ナニゴトノ不思議ナケレド。】 薔薇の木には、薔薇の花が咲く、当たり前で、何の不思議もないけれど・・・、という意味です。 【その人には、その人にしかない個性がある】、そう伝えている詩だと思います。 個性は、自分を見つめることで、自分で気付きます。 個性は、自分で考えることで、伸びていきます。 個性は、他の人から認められて、輝きを持ちます。 これからの時代、多様な人と社会生活を行う中で、個性を磨き、自立するには、次の3つのことが大切です。 <自主・自律> 自主的に考え行動し、人として自律するために、どうするのか <協働・共生> 他者を尊重しながら、他者と協働し、他者と共生するために、どうするのか <創造・挑戦> 自分から新たなものを創造し、前向きに挑戦し続けるために、どうするのか これからの時代を担う皆さんだからこそ、意識してほしいことなのです。 さて、<薔薇二曲>の詩は、こう後半を終えます。 【薔薇ノ花。ナニゴトノ不思議ナケレド。照リ極マレバ木ヨリコボルル。光リコボルル】 薔薇の花は、何の不思議もないけれど、木から咲き、光り輝く・・・、という意味です。 その人の個性は、その人の内面から出て、その人を輝かせる、そう言っているように思います。 <自主・自律><協働・共生><創造・挑戦>を意識し、自らの個性を、自分で輝かせる。 来年度はそんな1年になるように、と願っています。 そしてぜひ、新入生に、そしてすべての人に、胸を張って誇れる砧中学校であり続けるよう、みなさん頑張ってください。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1年間のまとめではありますが、砧中学校が、生徒・保護者、そして地域の方にも誇れる学校であり続けられるように、との想いを込めて話をしました。 本日で、1年間の教育活動は一区切りとなります。 皆様、1年間、誠にありがとうございました。 校長 大坂 崇 <swa:ContentLink type="doc" item="114035">☆校長室だより61</swa:ContentLink> |
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