静まりかえった校内で7〜8月にかけて、合唱に関するあらゆるガイドラインを精査してきました。少しでも可能性がある限り、最大限の感染症対策を講じることで、開催できるものであれば開催したいというのが教職員の共通した思いでした。生徒たちが代々の3年生の合唱に憧れ、それを越えようとすることで高いレベルを受け継いできた砧中合唱の歴史。今年度の3年生にもそのプライドを受け継いでほしいという願いがありました。また3年生の意気込みを見るにつけ、歌わせてあげたいという思いを強くしてきました。夏の終わり頃には合唱に関する新たなガイドラインが出されるという期待もありました。しかし、現時点ではガイドラインの更新はされておらず、合唱練習開始時期を逆算した場合、この段階で見送りの判断をせざるを得ませんでした。 校内放送の間中、校舎内は静まりかえっていました。生徒一人ひとりがそれぞれの思いを胸に放送を聞いていたのだと思います。廊下から垣間見た3年生の教室では、下をうつむいている生徒の姿もありました。どの教室も静かに整然と学校の判断を聞いていました。私たちはこの時のこの光景を決して忘れることはありません。 学芸発表会実行委員会では既に計画変更案に着手しています。 うらわ美術館で展示中【はみ出す力展】 埼玉のうらわ美術館で開催される 「はみ出す力展Vol.2」 この展覧会は、生徒が見せる常識にとらわれず、今の枠組みからはみ出し、未来に向かって飛び出すエネルギーこそが未来社会を切り拓く力であるととらえ名付けられました。砧中学校の取り組みもぜひ、ということで参加しています。 今、幼稚園、保育園、学校ではどのような造形・美術の教育が行われており、将来に向けていかなるビジョンがあるか、そういう内容を、日本各地の教育関係者や一般の人々に理解してもらうことが目的の美術教育の展覧会に、現2年生が1年生の時の作品をお借りして紹介させていただきました。 --------------------------------------------- ●展覧会紹介 はみ出す力展Vol.2 〜図工・美術の授業展2020〜 会期:2020年9月13日(日)〜9月20日(日) 10:00〜17:00 9月14日(月)休館/入館は閉館の30分前 オンライン鑑賞会: 9月19日(土)14:00〜 会場:うらわ美術館 展示室A 〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町2丁目5番1号 浦和センチュリーシティ3階 『富岳の眺め』 No.139【わかりやすさの先に】社会科地理の授業で 私は生徒たちに2枚の写真を見せた。 ※ 左欄「最新の記事」をご覧ください。 過去の記事をお読みになる場合は 左欄「カテゴリ」の「校長室より」を開いてください。 運動会の開催についてご不明な点などは遠慮なく学校までお問い合わせください。 写真は、3年生の廊下で見つけたポスターです。(副校長) 運動会のご案内 合唱コンクールの見送りについて(1) 演劇部・吹奏楽部の舞台発表については、10月28日(水)午後に観覧者を希望者に限定して開催します。 (2) 展示については、集中展示を取りやめ、これからの半年間を通じて随時校内で生徒たちの成果を展示します。 (3) 合唱コンクールについては、10月31日(土)の開催を見送ることとしました。改めて3月を目途として何らかのかたちで発表の機会を設けることができないか、検討を続けていきます。 (3)については、夏休み期間、様々な実証を行い、実現に向けて検討を重ねてまいりました。しかし、合唱に関してはこうすれば感染症を防げるという明確なガイドラインが無い中で、学校としてやりたいという思いだけで生徒たちにリスクを課すことはできない、との判断に至りました。もうしばらく感染状況の推移を注視した上で、新たなガイドラインなど最新の知見を取り入れ、実施の方向性を探ることが、現時点では妥当性があると考えています。 本日、音楽担当から学校として悩みに悩んだ上での結論を生徒たちに放送を通じて話をさせていただきました。夏休み中、合唱コンクール開催を信じて練習を繰り返してきた生徒のみなさんには深くお詫びを申し上げます。砧中学校としては、3月実施の可能性を最後の最後まで探ってまいります。 砧中学校 校長 建部 豊 学芸発表会実行委員長 黒田 将也 エアコンの不具合について生徒たちには多大なご迷惑をおかけすることになりました。心よりお詫び申し上げます。 砧中学校 校長 建部 豊 事務室施設担当 運動会の実施について感染症については未だ予断の許さない現状です。都内や区内、また本校の状況によっては実施直前での中止判断をしなければならない場合もありますので、ご理解いただければと存じます。 ※9月30日(水)振替休業日 なお、学芸発表会については近日中に状況をお知らせいたします。 保護者の皆様へのお願い(ネットトラブル防止に向けて)(1) 冷やかし・からかい、誹謗中傷、仲間外しなど (2) 個人情報の流出、見ず知らずの人からのアプローチなど 砧中学校ではこれまで繰り返し注意喚起を行ってまいりましたが、夏休みをきっかけとしてトラブルが再燃している現状にあります。改めて現状と対策についてお知らせいたします。 (1)に関しては、相手の人格を否定する表現を安易に使うケースが多く見られます。面と向かっては直接言えないような言葉でも、SNS上ではハードルが低いようです。また直接本人ではなくてもグループ内で特定の人をターゲットにして、噂話的に人格を攻撃する事案も見られます。「○○さんが言ってたよ」と他人の名前を使うなど、攻撃された生徒本人に疎外感を抱かせるような心理的な圧迫を伴うケースが特に多くなっています。 対策としては送信されてきた内容をスクリーンショットで保存するなどして、早めに学校までご相談ください。内容が悪質なものは警察への情報提供も検討しています。送信した側が削除して「言った言わない」となる事も多く、警察の判断で復元するなどの対策も考えています。また砧中生を加害者には絶対にしない、という強い思いから、この件については生徒たちに対して厳しい指導を行ってまいります。 (2)に関しては、以前知り合いだった他校生とのつながりから、友だちのネットワークが拡大し、自分の個人情報が広範囲に拡散しているという事案が起きています。自分の写真や住所はもちろんのこと、自分の行動パターン(何時にどこで買い物をするなど)を掲載することで、待ち伏せの被害に遭遇するリスクもあります。さらにはオンラインゲームを通じて、素性のわからない人と知り合いになるなど犯罪に巻き込まれる不安が増大しています。 ぜひご家庭で、どんなに親しい間柄であっても個人情報を求められれば断るようご指導ください。断ることで関係性が壊れることを生徒たちは気にしていますが、逆にその程度で関係性が壊れるレベルでしか信頼が構築できていない相手だと割り切らなければなりません。どうしても断れない場合は既読スルーのまま学校にご相談ください。状況によっては警察への情報提供も行います。 ネットトラブルに関しては緊急性のある問題です。スマホなどネット利用は多くのメリットもあり、これからの社会では必要不可欠なツールです。しかし本来の使い方を十分身につける前から、遊戯的な面だけで接する機会が多くなっている生徒の現状を見るにつけ、保護者の皆様と緊密に連携しながら、生徒たちに正しい使い方を体得させたいと考えています。この内容でのお知らせを繰り返すことになっていますが、趣旨をご理解いただき、ご家庭と学校で力を合わせて生徒たちを守っていきましょう。 『富岳の眺め』 No.138【RBG】若者たちから絶大な支持を受ける 87歳の女性がいる。 ※ 左欄「最新の記事」をご覧ください。 過去の記事をお読みになる場合は 左欄「カテゴリ」の「校長室より」を開いてください。 また今回は「余録」も掲載しました。 左欄「カテゴリ」の「コラム」を開いてください。 明日からの服装について○標準服(制服) または ○体育着・ジャージ 9月の「身だしなみを考える日」は 9月5日(土)と9月19日(土)の予定です。 また衣替え期間は 9月14日(月)〜10月16日(金)を予定しています。 学校再開に不安を感じているあなたへ不安があることを自分だけが特別だと考える必要はありません。不安がある自分をそのまま受け入れてあげましょう。その上で、一人だけでは抱え込めないと感じた時は、自分の思いを話せる相手が見つけられるといいですね。もちろん友だちでもいいし、先生やカウンセラーでもいいです。自分が今一番相談しやすいと思える先生に相談してみてください。今年度からセカンドオピニオンのしくみも設(もう)けています。詳しくは上記の検索欄に「セカンドオピニオン」と入力してみてください。 学校には相談しづらいという方は、以下に世田谷区の相談窓口のリンクを貼っておきます。「学校には内緒で」という相談にも応じていただけます。 https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kodomo/0... 2学期も「焦らず、ゆったりと」教育活動を進めていきます。気持ちが前に向かず、体調もすぐれない時は、無理せず保健室を利用してください。保健室で不安の相談もできますよ。人間には「頑張れない」時が必ずあります。「頑張れない」時は次に力を発揮するために力を蓄(たくわ)えている時だと思います。だから決して「頑張れない」自分を責めたりしないでくださいね。 剣道部と保護者の方で第二回納涼会(夜の部 天体観測)を行いました。平田 正幸 土曜講習夏休み特別補習2日目夏休み特別補習では1.2年次の復習を行いました。9月からは習熟度別に分かれてのクラス展開になります。土曜講習の成果を、2学期に発揮していきましょう。 山地美夏 剣道部と保護者の方で第二回納涼会(昼の部 スイカ割り)を行いました。平田 正幸 『富岳の眺め』 No.137【灰色の男たち】都会生活で最も恐怖に感じたのは ラッシュアワーの光景であった。 ※ 左欄「最新の更新」をご覧ください。 過去の記事をお読みになる場合は、 左欄「カテゴリ」の「校長室より」を開いてください。 後半の自学タイムが始まります【時間】 10時〜12時(正午)、13時〜15時 ※ お弁当持参で午前午後通しての参加もできます。 【教室】 1年生 視聴覚室(職員室隣) 2年生 数学学習室(2年C組教室隣) 3年生 4ーI教室(保健室隣) ※I組は別途連絡いたします。 『富岳の眺め』 No.136【笑の大学】「はなし塚」と呼ばれる石碑がある。 ※ 左欄「最新の更新」をご覧ください。 過去の記事をお読みになる場合は、 左欄「カテゴリ」の「校長室より」を開いてください。 自転車駐輪試行について(1)駐輪スペースの問題 (2)教職員による自転車誘導・整理の必要 (3)教育活動への支障 が挙げられます。 一方で参観日や学校行事当日には、近隣にお住まいの方々や商業施設から、学校周辺での駐輪に対する問い合わせが多くあり、その対応に教職員が追われる事態も生じていました。 長年にわたるこの問題に対して、今回抜本的な見直しに着手することとしました。 まず、ご遠慮いただいていた理由の(1)について、本当に駐輪スペースが確保できないのかどうか、一度検証してみる必要があります。これは生徒数が都内でも多かった時代から続く理由であり、現状での実態を把握する必要があると考えました。 また理由(2)については、保護者のサポーターのご協力をいただくことで、教職員の関与を少なくすることができ、その結果、理由(3)の支障も生じないと考えられます。既にPTA会長とも話し合いを進めています。 まずは2学期最初の道徳授業地区公開講座を機に、一度校内駐輪を試行し、その状況を見ながら今後継続が可能かどうかを判断することとしました。 長年にわたる問題であるため、想定できない事態も生じると思いますが、実現の可能性を探っていきたいと考えています。改めて後日詳細をお伝えいたします。 今後の学校行事の方針について2学期は9月に運動会、10月には学芸発表会が予定されています。それぞれの行事については担当者案として実施の方向で提案されており、学校としてもその方向性で進めている段階です。 学校行事については、修学旅行も含めて直前まで実施の可能性を探り、準備を進めていくという方針を教職員で確認しています。新型コロナウイルスによる感染症拡大不安の中、休校も含めて生徒たちは既に多くの制約を受けています。社会的な要請としては、授業時間を可能な限り確保して、学習機会を保障することにあります。砧中学校としては、学習機会保障を大前提した上で、学習とは授業だけではなく、学校行事や部活動など生徒たちの自主的な取り組みとの相互作用の中で達成されるものとの考え方から、授業と行事の両立を図ることとしました。 現在教務部を中心に授業時間を確保しながら、行事のための準備時間を教育計画に組み込めるよう、試算を繰り返しています。当然、例年と比べて行事にも多くの制約が生じてきますが、まずは実施する、というスタンスで計画に入っています。 ただし、行事に関しても常に「中止の判断」も視野に入れなければなりません。国や都、区の状況によっては、行事直前での中止も起こり得ます。突然の中止決定は不安や混乱を伴います。不安や混乱をゼロにすることはできませんが、できる限り不安や混乱を少なくするためには、常に学校内での議論を透明化して、途中経過を説明していく必要があると考えています。 本日のお知らせについても、その一環として、現時点での方針を説明させていただきました。 『富岳の眺め』No.135【戦争がもたらすもの】ローマ教皇が演説を行った。 平和を願うそのメッセージとともに 一枚の写真が世界に向けて紹介された。 ※ 左欄「最新の更新」をご覧ください。 過去の記事をお読みになる場合は、左欄「カテゴリ」の「校長室より」を開いてください。 |
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