世界情勢を憂いながらここ数日、生徒や保護者の皆様から、今年1月2日にホームページに掲載した『富岳の眺め』について感想を寄せていただきました。コラムを書いた当時はまだ戦争には至っていませんでした。それでも新聞の片隅にあった記事を読みながら、先行きへの不安を覚えて2022年最初のテーマにしました。私自身、社会科の教師として、この現状を生徒たちにどう伝えればいいのか未だに答えは見つかっていません。それでも今の世界情勢を見つめながら、何らかのメッセージが必要だと考えました。 そして『富岳の眺め』No.210を改めて掲載することにしました。ご家庭で、生徒同士で、この問題にどう向き合っていけばいいのかを話し合っていただく機会となれば幸いです。 <swa:ContentLink type="blog" item="599337">校長室の窓から〜『富岳の眺め』No.210</swa:ContentLink> 砧中学校が目指すキャリア教育とは地球温暖化の問題や国際関係の不安定さなど、今世界が直面している問題はこれまでの学問だけでは解決できないほど複雑化しています。高校で分かれていた文系や理系という枠組みだけの学問では対応できないような「学際的」な取り組みが求められています。その流れを受けて大学での学問もより広い視野からの学びが実践されるようになってきました。 「学際的」な一例を紹介します。中学校の数学では四角形や平行四辺形の面積を学習します。しかし実際に町の公園の面積を測ろうと思えば、社会科で学習した地図を使い、その縮尺から実際の距離を測り、その上で数学の公式を使って公園の面積を計算することになります。教科それぞれで学習してきた知識を総動員して問題を解決していくことになるのです。こういった取り組みでは文系・理系という枠組みでは通用しなくなります。 砧中学校では時代の変化に合わせた取り組みが必要だと考えています。年間計画において、時には教科の枠を越えてコラボレーションをすることで、高校から先の進路における「学際的」な学びの基礎を養っていくことも目指しています。今年度取り組んだ2年生の平和学習や、1年生のエネルギー問題なども社会科を中心としながらも、国語や理科、情報機器の取り扱いなど教科の枠を越えた取り組みとなっています。こういった学習はキャリア教育としても位置付けています。 なぜキャリア教育の位置付けとなるのでしょうか? それはこれらの学習には「正解」がないからです。平和学習に取り組んできた2年生。今、ウクライナやミャンマーで起きている問題をこれまでの学習を踏まえてどう捉えていけばいいのかを考え続けなければなりません。エネルギー問題に取り組んだ1年生。原子力と石油燃料のエネルギー問題と環境問題の整合性をどうするべきかを問い続けなければなりません。どちらの学習にも完結はありません。もちろん教員にも答えはありません。この学びの持続性こそが、将来にわたっての学習意欲に繋がっていくものと考えています。 これからの学校は、教員が生徒に正解を提示するだけではなく、生徒も教員も正解へと簡単にはたどり着けない問いについて、共に考えていく機会も必要となっていくはずです。そしてその取り組みを通じて、生徒たちが自分自身の未来図を描く一助となればと願っています。 校長 建部 豊 『富岳の眺め』No.218 を公開しました下記のリンクよりご覧ください。 <swa:ContentLink type="blog" item="608385">校長室の窓から〜『富岳の眺め』No.218</swa:ContentLink> 入試問題に慣れよう中学校3年間の学習の総まとめでもある都立高校の入試問題、1・2年生のうちからその問題に慣れておくことをおすすめします。都立高校に限らず、入試問題には以下のような解くためのポイントがあります。 ○覚えた知識をどう使うか ○問題文の分量に圧倒されない 勉強は「覚える」ことは大切ですが、入試問題はその次の段階と言えます。つまり覚えた知識を使いこなせるようになっているかが問われるのです。知識を知識として留めておいても何の効力も発揮しません。またいつか忘れてしまいます。日常生活の中で使うからこそ知識は自分のものとなります。入試問題を見ると、覚えた知識を答えるだけの問題は少なくなっています。知識は基盤となりますが、その基盤を生活の中でも使いこなせるよう磨き上げていくことが大切です。 また入試問題を見ると、その問題文の分量に圧倒されてしまいます。できれば問題文を読まずにすぐに問いに答えたいと思ってしまいます。しかし問題文を丁寧に読み込むことが問題を解くための大切な過程となります。しっかりと読んでいるうちに「これは授業で解いたあの問題のことかもしれない」と先読みができるようになれば大きな前進です。分量に圧倒されないためには、日頃から活字に慣れておくことです。朝読書の積み重ねはまさにその活字に慣れる日々の取り組みです。3年間の積み重ねは相当な分量を読んだことになるはずです。今からでも遅くありませんよ。 さて、長々と書いてきましたが、文章量が多くて読みたくないなんて言わないでくださいね。このホームページも「読み」の練習のつもりで読んでいただければ幸いです。学年末考査が終わった段階で1・2年生の今のうちから入試問題にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。1問でも2問でも解けると自信につながるはずです。 校長 建部 豊 都立学力検査の終了時刻について本日の都立入試は交通機関の遅れのため学力検査のある都立高校は全校1時間繰り下げで実施されています。このあと「すぐーる」でもお知らせしますが、学力検査の終了時刻が午後4時40分となります。 なお、学力検査を実施しない高校は予定通りとなります。 長時間待つことになった受験生の皆さん。落ち着いて今までの成果を発揮できるよう願っています。 保護者の皆様、疲れて帰って来るお子さんを温かく迎えてあげてください。(副校長) 明日受験するあなたへ受験の前日は不安なこともあるでしょう。いや、もしかしたらどっしりと構えているかもしれませんね。今更アドバイスでもありませんが、少しでもお役に立てればと思い、この記事を書いています。 受験前にはいろいろと考えてしまいがちです。もしかしたら今夜はなかなか寝つけないかもしれません。睡眠が十分とれないまま朝を迎えると、眠れなかったことが気になってしまいます。最新の脳科学によると、人間の脳は静かに目を閉じているだけで十分に休養していることになるそうです。眠れないからといって無理に起き出して勉強しようなんて思う必要はありません。深くゆっくりと呼吸しながら、静かに目を閉じるだけで大丈夫だそうです。眠れなかったと自分を追い込まないでくださいね。 もう一つだけアドバイスを。これまでも繰り返しアドバイスを受けてきたことだと思いますが、試験問題を解く際に、最初の問題が壁になることが多いようです。緊張しているためか焦ってしまい、なかなか問題が解けないということがあります。そんな時は思い切って別の問題に向かうのも一つの方法です。解ける問題から解くことで、回答用紙が埋まっていきます。その安心感が自分のペースを取り戻し、改めて最初に解けなかった問題に冷静に向き合うことができるかもしれません。いや、最初の問題から順番に沿って解くことが自分のジンクスだ、というあなた。それはそれで間違っていませんよ。自分のペースを守ることが一番大切ですから。 受験前日にいろいろと申し上げました。何かの参考になれば幸いです。試験中は孤独だと思いますが、家族や仲間たち、そして砧中の後輩たちや私たち教職員があなたを見守っていることを忘れないでくださいね。 明日は晴れますように。 砧中学校 教職員一同 『富岳の眺め』No.217公開しました下記のリンクからご覧ください。 <swa:ContentLink type="blog" item="606876">校長室の窓から〜『富岳の眺め』No.217</swa:ContentLink> 修学旅行実行委員会修学旅行が中止となり、代替行事を行うにあたり、どこに重きを置いたら良いか、一人一人の考えをもとに話し合いました。 提案されたキーワードは、 「全員が楽しめる」「班で活動ができる」 というものでした。 どのような活動ができるのかを考えていきます。 修学旅行中止のお知らせについては、3年生の保護者の皆様に後程「すぐーる」にてお知らせいたします。 修学旅行担当 黒田 学芸発表会展示「刺し子のブックカバー」
1年生家庭科の「刺し子のブックカバー」
本日より2月28日まで南校舎2階 被服室前、調理室前に展示しています。 ごらんいただければ幸いです。 家庭科担当 辻 侑希 14日(月)の降積雪対応について【第5報】砧中学校ではこれまでの検討経過を踏まえて、学校周辺の安全確認なども考慮し、明日朝の生徒の登校時間を9時30分とし、授業開始を2校時からとしました(オンライン配信も同様)。また公共交通機関利用生徒が多いI組については10時30分登校にします(オンライン配信も同様)。給食については食材搬入の遅れなども予想されるため、状況によってはメニューの一部変更も検討の上で、予定通りに実施いたします。部活動実施の可否については明日の登校後、各顧問より連絡いたします。 なお、生徒の通学区域が広範囲にわたるため、ご家庭の判断でさらに登校時間を遅らせる際には、学校までご一報いただければ柔軟に対応いたします。 後ほど「すぐーる」にてもお知らせいたします。明日の朝以降も状況変化が予想されます。随時情報発信をしてまいります。 校長 建部 豊 14日(月)の降積雪対応について【第4報】気象予報士も予測が難しいと言われるこの季節の南岸低気圧。年明けの1月6日には積雪の可能性はない、とされながら大雪に見舞われました。また積雪の予報であっても気温が少し上がるだけで、降雪にならない場合もあります。 砧中学校では台風への対応も含めて、当日でのお知らせは多くの混乱を招くとして、前日には方針を固め、ご家庭に連絡するという体制をとってきました。予報が大きくはずれることもありますが、前日に最終決定した方針は、当日は変更することはありません。今夕の決定をもって、明日の教育活動を行ってまいりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 校長 建部 豊 14日(月)の降積雪対応について【第3報】このまま予報に大きな変化がなければ、14日(月)の登校時間を10時30分とし、3校時からの授業開始で調整を図っています。最終的には明日の昼頃に決定をして「すぐーる」にてお知らせいたします。 『富岳の眺め』を公開します下記のリンクからご覧ください。 <swa:ContentLink type="blog" item="606317">校長室の窓から〜『富岳の眺め』No.216</swa:ContentLink> 14日(月)の降積雪対応について【第2報】昨日の予報では、午後まで降雪となっていたため、全校オンラインも検討していました。しかし午前中の早い段階で雪が止む可能性が高くなったことから、交通機関が計画運休となった場合を想定して以下の2案を検討中です。 1 対面授業とオンライン選択の併用をそのまま行うが、3校時からのスタートにする。3校時からのスタートとすれば、生徒登校前の安全確認を行うことができ、また計画運休になった場合も教職員の出勤体制は整えることができる。道路事情により給食食材の納入が遅れる可能性もあるが、メニューを一部変更の上で、給食は時間を遅らせることなく提供するよう努める。 2 計画運休が無ければ原則平常通りの学校運営とする。しかし降積雪の状況により、生徒の通学路の安全確認や教職員の出勤体制が十分整うかは現時点では予想がつかない。 判断のポイントとなるのは、公共交通機関による「計画運休の有無」であると考えています。予報は今後も変わっていくものと思われます。引き続きメリット・デメリットを勘案しながら、明日の昼までには最終判断をしたいと思っています。 副校長 廣田 桂子 教務主任 検校 幸雄 生活指導主任 淵上 英紀 栄養士 井上 麻伊 14日(月)の降積雪対応について【第1報】現時点では生徒の登校時の安全確保に加え、交通機関の計画運休などによる教職員の出勤体制や、給食食材調達と調理員の勤務可能状況も確認しています。 南岸低気圧の予測は大変難しいようですが、今後も天気予報を注視してまいります。全校オンライン授業も想定し、明日以降も情報収集に努め、13日(日)午前中を目途に14日(月)の学校運営について方向性を定めたいと考えています。 副校長 廣田 桂子 教務主任 検校 幸雄 生活指導主任 淵上 英紀 今夕より随時大雪対応を掲載します週明け月曜日も早朝から大雪予報が出ています。砧中学校では今朝から、交通機関が計画運休になった場合も想定して、教職員の出勤体制の確認から、授業開始時間の弾力化などについて検討を始めました。相手が気象のため、日々刻々と状況は変化していくと思われますが、今夕より対応策についてホームページで随時お知らせをしてまいります。 砧中学校ではこの4年間、ホームページを通じて様々な課題に対して、その解決の道筋をお知らせしてきました。今、世田谷区ではキャリア教育が重視されています。砧中学校ではキャリア教育を職業講話や職場体験といったイベントだけでは考えていません。日々私たち社会人がどんな問題に向き合い、悩み、考え、試行錯誤しながら、どうやって解決への道筋を見出だしていくのかを、途中経過も含めて明らかにしていくことも大切な学びだと思っています。生徒たちに身近な職業人である私たちが、どんな問題に直面し、どう問題を解決しているのかということを共有することもまた、キャリア教育の重要な側面だと捉えてきました。結論だけをお伝えするのではなく、現在進行形の姿を生徒たちに知っていただくことも、生徒たちの将来設計に繋がっていくはずだと確信しています。 高校受験に立ち向かう生徒たち。そしてコロナ禍にあって前例が通用しない中で悪戦苦闘する私たち。大人が子どもに理想を教えるだけではなく、共に悩み、考え抜いて、答えを探し求める過程を共有する場、そういったキャリア教育をこれからも進めていきたいと考えています。 今夕以降の検討過程をご確認いただければ幸いです。 校長 建部 豊 防寒着のきまりの検証に向けて昨年度から変更されている部分もいくつかあり、生徒の中には理解があいまいな部分もみられました。そこで、生徒会では決まりについての検証に向けて動き始めました。 今後、生活委員会と協力の下、生徒の皆さんの意見を聞きながらどのような服装が学校生活にふさわしいのかを考えていきます。 新・砧中服装の決まり(令和3年10月〜) 生徒会担当 石山 明日朝の対応についてまた明日未明から降雪となる予報から、朝の登校時点でも積雪の可能性があります。朝の状況を見ながら、7時頃までには登校時間を弾力的に扱うなどの対応策をホームページ等でお知らせいたします。 私立高校の一般入試に臨む3年生へのサポート体制には万全を期しています。何かお困りの事がありましたら、学校までご相談ください。私立高校一般入試は2月13日(日)まで続きます。三連休も第3学年として同様の体制を整えていますのでご安心ください。 校長 建部 豊 教務部 第3学年 2月10日(木)の対応について最も心配しているのは、2月10日(木)は多くの私立高校で一般入試が行われることです。砧中学校の生徒も当日受験予定です。交通機関が乱れなどの事態となった場合の対応について、各高校のホームページ等で対応方針を確認することが必要です。明日受験生徒に対しては、様々なシミュレーションもお伝えしながら、万が一の場合に備えられるよう確認をする予定です。 また1・2年生や受験しない3年生の教育活動については、明日お昼の段階での予報を確認した上で、対応策をお示ししたいと考えています。現在、世田谷区の方針では一斉オンラインのかたちはとれず、あくまでも選択制が前提となっております。登校を希望している生徒の学習機会を保障しつつ、積雪による登下校の安全対策を講じてまいります。 明日の午後には方向性を定め、ホームページや「すぐーる」にて対応策をお知らせいたします。 校長 建部 豊 教務部 学芸発表会 作品展示予定のお知らせ今後の展示予定を以下の通りお知らせいたします。 1年 家庭 「刺し子ブックカバー」 2月14日〜28日 技術 「木工作品」 3月14日〜17日 2年 技術 「木工作品」 3月7日〜12日 3年 美術 「美術作品」 3月14日〜17日 家庭 「幼児のおもちゃ」 3月7日〜12日 I組 「作品展示」 3月7日〜12日 イラスト部 「自由絵&課題絵展示」 3月14日〜17日 3年技術の「プログラミングロボット」については、延期もしくは中止させていただく場合がございます。 文化的行事委員会 展示担当 大野竜太郎 |
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