『富岳の眺め』No.79 余録
『横道世之介』
2013年には 高良健吾と吉高由里子主演で 映画化もされている。 世之介役を高良健吾、 そして恋人の祥子役を吉高由里子。 この二人しかいないと思えるほど 小説のイメージにぴったりの演技。 映画のラストシーンの二人が とてもいとおしくて、 とてもせつなくて また会いたい、と思ってしまう。 そんな思いが通じたのか 2019年、待ち望んだ小説の続編が出版された。 『続 横道世之介』 そして、続編の映画化を心待ちにしているのは この小説をこよなく愛する私である。 『富岳の眺め』No.78 余録
2015年日本で公開された映画
『イミテーション・ゲーム/ エニグマと天才数学者の秘密』。 その中でアラン・チューリングの生涯が 悲しくもまた感動的に描かれている。 この作品は2015年アカデミー賞で脚色賞を受賞した。 脚色を担当したグレアム・ムーア。 彼は受賞後のスピーチで チューリングの功績を例にこう話した。 〜 Stay Weird , Stay Different 〜 「自分はどこにも馴染めないと思っている人たちへ。 君たちにはちゃんと居場所があるのです。 君たちはそのままでいいんですよ。」 彼のメッセージはチューリングを称えるとともに 多くの孤立して悩む人たちを励ました。 私は個人的には 2015年公開の映画の中で この映画をベストムービーに推している。 |
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