「先生の方を見ています！」「体を先生の方に向けてるよな〜。」「一生懸命に聞いています。」「おしゃべりしている子がいませ〜ん。」などの発言がとびました。
　それを聞いた講師の先生が「さ〜すが、中学生ね〜。その通り。」とおっしゃいました。そして講師の先生が教えてくださった『みみできく』『くちはしずかに』などのサインを、みんなでやってみます。

　授業は進んでいきます。相手の話をよく聞くための大事な方法がわかったところで、ペアを組んで練習する内容にうつっていきます。
　見本をやってくれる先生が２人、前に出てきました。じゃんけんをして、勝った先生が話す役、負けた先生が聞く役をしています。
　聞く役の先生が、とても上手に聞いていたので、話す先生も話が止まりません。なかなか楽しい話をしてくれました。最後は講師の先生に、強制的に止められるほど話していました。笑えました。

　「みなさんは、先生やお友だちの話を聞く時に、どのようにして聞いていますか？」と講師の先生が話を続けます。
　『よく聞く』と黒板に書いた後、１枚の写真を見せた講師の先生が、みんなに問いかけます。「この中の子どもたちは、先生の話をどんなふうに聞いているかな〜？

　今度はうまくいきました。自然と拍手が沸き起こります。でもなんと、ここまでは準備運動でした。着席して、いよいよ次のプログラムに入ります。

　先生がバッチリとやれたあと、今度は生徒が挑戦します。
　「うわっ！まちげえた〜。」「あら〜、間違えちゃったわ〜。」「ズコッ！ちがうんか〜い。」などと、大笑いしてストップ。
　気を取り直して、もう一度、最初からやってみます。

　５時間目は講師の先生をお招きして『セカンドステップ』という内容の学習を行いました。さっそく授業が始まります。
　講師の先生に呼ばれた先生が、講師の先生の言う通りの動きをしていきます。
　言われた通りにできるかな〜？生徒のみんなも、し〜んとして見ています。

　班で買物の分担がスムーズに決まりました。どの班も上級生が中心になって、買う物の分担ができました。
　時間があるので、そのまま掃除をすることができました。３か所の教室と廊下に分かれて、掃除を行います。ほうきの扱い方も上手になりました。

　日課表を書き終わりました。次は、あさっての調理実習の買物を分担しました。あさっては、『マーボー春雨、中華スープ、ごはん、フルーツポンチ』を作ります。マーボー春雨は、ときわ学級の生徒の大人気メニューです。
　

　「明日は学校が休みだろ〜。」「明日は祝日だよ。」「だから先生はあさっての持ち物を書いているんだよ〜。」と色々な声がとびます。
　その声を聞いた先生が「みんな明日が何の日か知っていますか？」と聞きました。
　「は〜い！わたし知ってます。明日は建国記念日です！わたしちゃんと覚えました。」と、間髪入れずに答えてくれました。ありがとう。よい勉強になりました。
　日課表書きが終わったら、あさっての調理実習の買物を分担します。先生の机の上には、『買いもの学習』のプリントが用意されていますね。

　もう３時間目になってしまいました。今日は先生たちが、朝からドタバタだったからですね〜。ドタバタ！ドタバタ！
　３時間目は日課表を書いています。教室内は、と〜っても静かです。みんな、きち〜んと、丁寧に書いています。
　「○○先生、明日の持ち物は？書いていないですよ！」「あ〜、明日は何の日かな？黒板のカレンダーを見てごらん。」
　「え？？明日って？？？」と、その生徒が不思議そうな顔をしていると、別の生徒が優しく教えていました。

2年生は、修学旅行の事前学習を始めています。今日は、修学旅行の映像を見ながら、京都、奈良を旅するイメージを持つ学習です。生徒たちは食い入るように映像を見ていました。

　加熱した缶を水の中に入れると〜。あら、びっくりベッコべコ。
　みんなシ〜ンとしたあとに、どよめきが起きました。
　また来週の理科の授業が楽しみになってきました。

　「調理室に調理実習じゃなくて来るの、なんか変な感じだな。」
　「今度はよくコーヒー飲料が入っている、こんな缶がありますね〜。これをガス台の火で加熱していきますよ。見ていてくださいね。」
　「どうなるんだよ〜。」「やっべ〜よ。」

　「お湯を捨てます！さて、このペットボトルはどうなるでしょうか〜？」
　「微妙に膨らむんじゃね〜？」
　「いや、ベッコべコにへこむでしょ！ほら、この通り！」
　次の実験は、調理室で行います。みんなで調理室に移動しました。

　「は〜い！」「は〜い！」
　「ここに書けばいいのかしら〜。」「そうだよ！」
　「みなさんが書いているうちに、先生は次の実験の準備をします。ペットボトルの中に熱いお湯を入れて〜。」

　「富士山の山頂では、ポテトチップスの袋はどうなると思いますか〜？」
　「パンパンになるよな〜。」
　「ここに書けばいいよ！」

　「空気には、重さがあると思いますか〜？あると思う人？」「は〜い！」「ないと思う人？」「は〜い！」「分かれましたね〜。」
　「こうやって、○○さんに向かってクリアーファイルで風を送るとどうなっていますか〜？ほら、見て見て！○○さんの髪、どうなってる？」「シャンプーのコマーシャルみたい！なびいてる〜。」
　「そうですね。これが答えなのですが、動かせるってことは、空気にも重さがあるっていうことなのですよ。」「へぇ〜、そうなんだ。」

　今日の理科は『大気圧って何？』です。
　先週の理科の授業では『圧力って何？』を学習しました。先週の授業が、今週に引き続いていたんですね。
　「先週の理科の授業をみんな覚えていますか〜？」「はいっ！小さなハイヒールで踏まれた時と、大きな象の足に踏まれた時だと、どっちが痛いってやつですよね〜。」「そうそう、よく覚えていてくれたね。」

　「人間の体の中はこんなふうに作られています。ここは大腸と言います。」「え〜、わたしのお腹の中も、こんなふうになっているの〜？」「わたしは給食の後に、よくお腹が痛くなるのよね〜。」などなど、話題はどんどん広がっていきます。
　「みなさんの体は、みなさんが食べた物で作られていきます。どうですか？みなさんは、毎日どんな物を食べていますか〜？」

　１時間目の生活の授業の中で、人間ドッグの話から『健康な身体を作ることの大切さ』という内容で授業を行いました。
　生徒は、しっかりと先生の話を聞いていました。