次々とバトラーの発表が続きます。バトラーも緊張しています。その緊張を感じて、聞いている生徒も「頑張れ！」という気持ちで協力しているようでした。

　午後はビブリオバトル大会でした。
バトラーの発表が始まると、みんなシーンとして聞いていました。

　「大丈夫かな？合っているから大丈夫だよね。落ち着いて。」
　「無事、終了〜！財布を戻して、次は体育だ。着替えるか。」「おうっ。」
　「○○さん、どうしたの？大丈夫だよ。これで合ってるよ！書いちゃいなよ。書いて、先生の所に出しに行こう。」

　「さっ、準備はできたわ。まずは水筒のお水を飲んでからね〜。ゆっくりとやりましょ！あら〜？先生は〜？せんせ！待ってるから〜。」
　「よかった〜。お金の計算は無事に終わったわ。」
　「どうですか？できましたか？」「はい、なんとか。見てください。」

　「先生〜！一緒にやってくださ〜い。」
　「あの〜先生、これってどういうふうに考えればいいんですか？」
　「はいっ！！先生、計算が終わりました。見てください。」

　買物に行く時は、線路の横を歩きます。電車が通っている時に、線路の中に手を入れたらどうなってしまうかな〜？
　卵を買った時は、どんなことに気をつけて持って帰ってきたらいいのかな〜？
　道路の真ん中を歩いたら、自動車が来た時にどうなってしまうかな〜？
　今日は、たくさんのことが勉強できました。みんな、きちんと考えることができました。来週の買物では、気をつけてやれると思います。
　さあ、お金の計算です。お金は合っているかな？持って行ったお金、残っているお金。計算は、いつも緊張です。ドッキドキ〜。

　食材を調理室に置きました。
　教室に戻って、３時間目は数学「お金の計算」です。持って行ったお金と、買物をして残ったお金は合っているかな？お財布を渡されます。
　その前に、買物の時に起こったいくつかの出来事について、先生方からの話がありました。
　お店の中での行動の仕方。買った食材を持って帰って来る時に気をつけること。往復の道路の歩き方。踏切を渡る時に注意すること。今日は振り返って考えなければならないことが、いくつも起きました。

　どの生徒も、先生にきちんと報告しています。
　昇降口に戻り、下駄箱で靴を履き替えていたら、大〜好きな先生に会えました。いつも面白い話を一緒にしている、とってもとっても優しい通常学級の先生です。

　順番に並んで、先生に買った食材を渡します。
　「３班で〜す。うすい油揚げを買いました〜。お願いしま〜す。」
　「１班です。卵を買いました。」「卵を担当したんですね。大変だったね。ありがとう。割れていないかな？」「はい大丈夫です！」

　「あっ。電車が来たら大変だ。急ごう！一番最後って緊張するな〜。」
　今日もみんな学校に無事到着しました。いつもドキドキです。
　お財布を先生に出してから、調理室に買った食材を置きにいきます。

　「次の電車が来ないうちに、少し急いで歩こう。」
　「○○さん、後ろから自動車が来るよ。気をつけて、はじっこを歩こうね。」
　「もうすぐ学校だな。僕も卵を買っているから気をつけて歩こう。」

　「学校まで頑張って歩こうね！」「うんっ。」
　「踏切を渡ろうとしたら電車が来ちゃったよ〜。道路のはじに寄って、自動車に注意して、踏切があくのを待とう！」
　「踏切を渡りま〜す。早歩きで渡りますよ〜。後ろから自動車も来ています。はじに寄って歩いてくださいね〜。」

　「は〜。会計も無事に済んだわ〜。」
　「俺、卵を買ったんだよ。割らないように持って帰らないとな。」
　「あっ、電車だ！バイバ〜イ。」

　「１人じゃ不安〜。」「俺が教えてやるよ〜。まかせろ！」
　「次がわたしの番ね。深呼吸しようっと。」
　「ゆっくり、ゆっくり。落ち着いてやれば大丈夫だから。」

　SEIYUに到着しました。途中、工事をしていて道幅が狭い所がありましたが、みんな先生の指示をよく聞いて、安全に注意して歩いていました。
　「わたしが買うのは、生のしいたけを５〜６個なの。これでいいよね？」
　「レジに並んでいるとドキドキするの〜。大丈夫かな？」

　校門を出ます。「自動車や電車に気をつけようね〜。」「今日は空が青いね〜。」

　２時間目は総合「買物学習」です。明日の調理実習で使う食材の買物をします。
校庭に並んで、今日はみんなでSEIYUに行きます。

　「先生、清書用の画用紙をください。わたしはピンクがいいです。ピンクをください。お願いします。ピンクです！」
　「見て〜、先生！こんなふうに書いちゃった。家族みんなの顔なの。ウフフ。いいでしょ〜う。」
　「とても素敵なカードができたわね〜。カードをもらう人も喜ぶと思うな〜。」「え〜っ。そうですかね〜。照れます〜〜〜。」

　「女子の中にはね、乙女な子もいるんだよ！わたしはそういうのは好きじゃないんだ。」「俺は家族に書くわ〜。ちょっと渡すのは照れるから渡さないけど。」
　丁寧に書いています。
　イラストが得意なこの生徒は、イラストも入れて書いていました。

　「ピース！先生、ぼくのカードは見ないでくださいよ〜。ちょっと内緒です。」
　「なぁ〜、バレンタインでカード書くって言われてもな〜。」「うん、そんな熱い思いはないけどな。でもま、授業だし。書いとくか。」
　「困ったな〜。誰に書くんだよ〜。なんて書けばいいんだよ〜〜〜。」