10/23 総合的な学習の時間4年総合的な学習の時間の学習のようすです。今日は昨日とは別のクラスの取り組みを紹介します。 左の写真は、授業時間の開始時に前回までの学習の振り返りをし、今後の学習の進め方について子どもたちの考えを聞いている場面です。このクラスは地域の人と関わりたいこと、成城や喜多見の環境から学習を開始することを合意形成してきたようです。黒板に貼ってあるのは各自が取り組みたいことと、その理由です。子どもたちは大きく4つに分類したようです。地域のゴミのこと、野川の環境のこと、里山のノハカタカラクサのこと、地域の環境と災害対策のことです。 「これからどうしますか」の担任の問いに対して子どもたちは、「この4つのグループでまず話したい」「話すうちに理由や方向性でグループがもう少し分かれることがあるかも知れないし、とにかくまずは話したい」「できることから計画を立てたい」と、自分たちに学習時間の使い方を任せてほしいと意見が続きました。こうやって約1か月ぶりという総合的な学習の時間が動き出しました。 子どもたちはすぐに行動を開始しました。机を寄せて自分たちのスペースを作り、大型のホワイトボードを中心に置いて相談が始まりました。中央と右の写真がそのようすです。自分たちの考えを「見える化」する方法はそれぞれ異なりますが、その展開の迫力には驚くばかりです。たっぷり30分以上グループの時間で熱心な意見交換や相談が続きました。中休みを知らせるチャイムが鳴っても「続ける!」と言ってやめる気配がありません。切りの良いところまで意見がまとまるとホワイトボードを教室の前に持ち寄ってきました。ようすを見に来た隣りのクラスの担任に思いや計画をとうとうと説明する子もいました。他の教科等と異なり週あたりの授業時間を固定せず、学びに応じて柔軟に時間設定することができるのが総合的な学習の時間の特徴でもあります。年間を通して1つのテーマでダイナミックに取り組んでいるからこそ、児童が主体的に課題解決に向かう時間の確保ができるのが明正小の特徴の一つです。子どもたちの学びに「火」がついて勢いよく動き出したことを頼もしく思います。3年生の時に経験した総合的な学習の時間の「主体的な学び」の進め方が、子どもたちの中に生きていて、自分たちで使える力として発揮されています。今後の展開が楽しみです。地域の皆様に協力をお願いすることが多くありそうです。ご相談申し上げます。 |
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