今日は5年1組で研究授業を行いました。今年の校内研究のテーマは「主体的に課題を解決する児童の育成」です。5年生担任は社会科の授業を通し、そのような児童の育成に力を入れています。この時間の授業では4種類のグラフ資料を提示し、日本の食料生産の現状を考えさせました。「日本産の肉は外国産ものより3倍くらい値段が高い」「日本の食料自給率は昔と比べて減っている」「大豆の自給率が低い」「全国の田畑の面積が減っている」などの事実をグラフからつかみました。教師から「これからの食料生産はどうなってほしいですか?」の問いに「自給率が上がって輸入量が減ってほしい」「生産者が増えて生産量が安定してほしい」「国産のものが安く売れるようにして安心して食べられるようになってほしい」「環境に優しい食料生産をして安全に消費者に届くようになってほしい」などの願いを個人個人で考えました。それに対し「今の日本の食料生産に携わっている人は、現状をよくするために何もしていないのかな?」と問いかけると「いや、何か絶対にしているはず」と子どもたちは考えました。「見つけた疑問や課題をもっと調べたい」「グループで分担して疑問を解決したい」「調べてパワーポイントにまとめてみんなに知らせたい」と今後に向けて、自分たちが取り組みたいことを意欲的に発言しました。主体的に課題を解決しようとする姿が見られた授業でした。