『お知らせ・TOPICS』のコーナーでは、「今日のできごと」や「おしらせ」など更新された順に砧中の生徒や教育活動の様子を紹介しております。

(1)「家庭学習と学習評価」について

先日、区教委から出された休業期間延長の通知。その中で「家庭での学習の状況や成果を学習評価に反映します」という文言があり、保護者の皆様も評価にどう反映されるのか、不安を持たれたのではないかと思います。

少し専門的な話になりますが、本来「評価」と「評定」は別のものです。多くの方がイメージされる通知表の54321は、学校現場では「評定」となります。今回、家庭学習の状況や成果が反映されるのは「評定」ではなく、「評価」となります。

それでは「評価」とはいったい何でしょう?

「評価」とは生徒の状況や成果から、その学習内容がきちんと定着できているかを見極めて、定着できていればワンランク上の課題を提示し、定着できていなければ、もう一度復習させるなど、学校における授業改善のもととなるものです。それはひいては、今回提示した学校からの課題が、今の生徒の学力からして適切だったかどうかを、学校が評価するものなのです。

従いまして、保護者の皆様が一番心配されていた、家庭学習の状況や成果が、そのまま54321に結びつくという意味ではありません。今回の「評価」は、砧中学校として、生徒たちの学力定着具合を確認して、学校再開後の授業に反映させるための「評価」ということになります。この点は昨日、区教委とも確認いたしました。

54321の「評定」はあくまでも学校での授業をベースとしていきます。そして、その「評定」も保護者の皆様が中学生だった頃は全国的に「相対」、つまり砧中学校では5が◯人、4が△人と決められていたものとは異なっています。現在は「目標に準拠した」もの、つまり文部科学省が定めた学力到達の基準に達しているかどうかで、判断されるようになっています。他の生徒との競争ではなく、あくまでも自分自身が到達したかどうか、での「評定」です。

繰り返しとなりますが、今回、家庭学習の状況や成果が反映されるのは、「評価」となります。まずは、各学年から提示された学習課題にしっかりと向き合い、わからない時には、学校に相談し、定着を図っていただければと思います。砧中学校では、5月の生徒たちの定着具合をしっかりと「評価」して、学校再開後の授業計画の見直しに反映させていきたいと考えています。


砧中学校 校長 建部 豊
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