昨日の東京都の発表を受けて
砧中学校では、明日以降6月学校再開に向けて、生徒の学力保障と心理面でのサポートを柱として、取り組みを進めてまいります。
まずは来週11日から始まる「相談タイム」です。本校では今後、「分散登校」ではなく、「相談タイム」という呼称を使用してまいります。(詳細は最新の配布文書「砧中学校における今後の日程及び教育の取組等について」をご参照ください) さらには各ご家庭への電話連絡を行い、生徒とのコミュニケーションの機会を設ける予定です。必要に応じて家庭訪問を行うなど、生徒の学校に対する心理的な距離が少しでも近づけられるよう配慮いたします。詳細は各学年からお伝えいたします。 昨日、東京都がオンライン授業の構築など、新たな教育施策を打ち出しました。本校でも双方向型授業の導入検討を始めています。しかし、その検討過程で明らかになったことは、今のままの学習内容を全てオンライン授業に移行することには課題が多いということです。現行の学習内容はオンラインに対応したものとはなっておらず、あくまでも教室での授業を想定としたものです。もちろんオンライン授業に移行できる内容もありますが、教科の特性などから見直しが必要な内容もあり、抜本的な学習内容の精選が求められます。 6月学校再開が前提あれば、暫定的取り組みとしてのオンラインの活用は可能です。しかし、9月始業案急浮上など再開時期がはっきりしない中では、授業計画見直しも二転三転し、何を教室で行い、何をオンラインにするかが不透明なままです。そういった意味からも、手段としてのオンライン化に先行して、まずは学習内容の精選が最優先と考えています。 緊急事態でありながら、学校現場の声がなかなか届きにくい現状です。それでも少しずつですが、賛同するご意見を頂けるようになってきました。本校では明日以降も、生徒への支援と授業計画策定を進めてまいります。併せて管理職からは、学校の現状を行政や社会へ発信して、各ご家庭の不安解消につながる方策をご提示できるよう全力を傾けたいと考えています。 砧中学校 校長 建部 豊 |
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