『お知らせ・TOPICS』のコーナーでは、「今日のできごと」や「おしらせ」など更新された順に砧中の生徒や教育活動の様子を紹介しております。

話す言葉と聞く言葉

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昨日、終業式があり、1学期の教育活動をほぼ計画通りに終えることができました。保護者の皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。私たち教職員にとっても経験したことのない初めての事態の中、手探りの日々でしたが、生徒たちの学習等に向かう真摯な姿勢に、逆に元気をもらいながら、一日一日の教育活動を着実に行っていくことができました。

夏休み中も教育相談や自学タイム、部活動など引き続き教育活動が行われます。いつでも学校までご相談ください。2学期も笑顔での再会を楽しみにしております。


終業式の校長メッセージから(抜粋)

私が小学6年生の時、クラスメートのA君と大喧嘩になった。感情的になった二人はお互いを罵(ののし)り合い、相手の人格を傷つける言葉を投げつけた。仲裁に入った担任の先生が私たちを別室へと連れて行き、二人を座らせると、おもむろにテープレコーダーを取り出した。

「さっきA君に言った事をもう一度言ってみなさい」

先生は私にマイクを向けて、先ほどA君に投げつけた言葉を私に再現させた。A君にも同じように促した。二人の言葉を録音し終えると、担任は私たちにこう言った。

「自分が放った言葉を、自分に向けた言葉として聞きなさい」

私はA君に向けた言葉を、自分に向けて聞くことになった。テープから流れる自分の言葉が、自分ではないように思えるほど、私の言葉は激しいもので、恥ずかしくなるほどだった。A君も同じ思いのようだった。私はその言葉の酷(ひど)さに耐えられなくなり、途中で再生を止めて欲しいと先生にお願いした。


教員の道を選んだ私は今も、当時の担任の指導を忘れたことがない。話す言葉と聞く言葉、同じ言葉でも全く違うことを教えてくれた。話した言葉は宙へと消えていく。しかし聞く言葉は自分の胸に刺さったままなのだ。
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