『お知らせ・TOPICS』のコーナーでは、「今日のできごと」や「おしらせ」など更新された順に砧中の生徒や教育活動の様子を紹介しております。

新たな一歩のために 〜鼠壁を忘れず〜 【1】

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新型コロナウイルス問題に明け暮れた2020年、新たな一歩のために、今年の砧中学校を振り返り、新年に向けての展望を3回に分けて掲載します。


3ヶ月以上に渡った休校期間中には、ご家庭の負担や生徒たちの不安が増大することとなりました。砧中学校ではこの休校期間、生徒・保護者の不安解消を最優先課題とし、情報発信に努め、今後の方向性をいち早くお示しできるよう全力を傾けてきました。この期間での本校の取り組みには、保護者の皆様や地域の方々から高い評価をいただきました。

しかし、学校再開後、残念ながらその評価を裏切るような事態を招くこととなりました。個人情報管理の甘さや教員による不適切な言動など、生徒の模範となるべき教員の信頼を失墜する事故が相次ぎ、教育委員会から管理職が厳しく指導を受ける状況に至りました。教育委員会からは、生徒指導を行う教員だからこそ、自己並びに組織管理の徹底が最も重要であり、自分に甘く他人に厳しくなっていないかの検証が必要との指摘を受けました。

本校ではこの指摘を真摯に受けとめ、組織環境の見直しに着手いたしましたが、未だ信頼回復には至っているとは言えません。教育委員会からの管理職指導後も、保護者からの相談に迅速に対応できないなどの訴えや配付文書の誤字脱字が繰り返され、危機管理意識が校内で十分醸成されていない現状が続いています。

今年度のスタートにあたり、教職員間で共通理解したことは、教育公務員の使命として、前例のない状況下だからこそ生徒・保護者の不安解消に全力を尽くすという意識を持つことでした。しかしこの意識が日常の中で薄れていることを自覚しなければならないと考えています。改めて25日(金)放課後、臨時の職員会議の場において、「できない」から発想するのではなく、どうすれば「できる」かを考え、生徒たちの自尊感情を高める取り組みに全力を挙げることを再確認しました。

今年度、生徒たちは多くの教育活動が削減され、学ぶ機会を失っています。私たち教職員がそのことを自覚し、失われた機会を少しずつでも回復するため、寄り添い、支え、伸ばしていくことができるよう、年明けより心機一転取り組んでまいります。

校長 建部 豊


「鼠壁を忘る、壁鼠を忘れず」ということわざがあります。鼠が壁に傷をつける、つけた鼠は忘れていても、つけられた壁はその事を忘れないという意味です。子年(ねずみどし)の終わりに自戒を込めて、この3回の記事の副題を「鼠壁を忘れず」としました。
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