世界の現状を知る
発展途上国における児童労働の問題。1日100〜200円で生活せざるを得ない家族の中で、子ども(10歳前後)は労働力として扱われます。劣悪な環境の中で労働に従事する子どもたち。子どもたちをその環境から助け出すことは果たして正義でしょうか?
日本での価値観からすれば、児童労働はいけない、助けてあげなければいけない、となります。しかし現実は家族から引き離された子どもたちは施設を脱走して、さらに劣悪な環境へと入っていきます。働き手を失った家族の崩壊。そして劣悪な環境下でも家族と一緒にいたいという子どもの願い。先進国の善悪二元論の理屈だけでは解決できない発展途上国の事情があります。 「支援」とは「支援をする側」の事情ではなく、「支援を受ける側」の思いに寄り添って考えていくべきものです。 |
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