地域の習慣や習わしについて調査する学問を【民俗学】(みんぞくがく)といいます。先日、東海道を京都に向けて歩いていて、写真のような道祖神(地域の守り神)を見つけました。古い時代のもので、全身がすり減っていますが、【わざと削った】ようにも見えます。これは、自分の治して欲しいところを撫でて病気等の治癒を願う【撫で仏】として使われたものではないかと思います。左胸の穴と背中が一番深く削れていました。この地区では、背中や心臓を悪くする人が多かったのか、長寿を願い心臓を撫でたのか・・いろいろな事が推測されます。砧中の通学路や学区内にも石碑や道祖神を見かけますが、ちょっと立ち止まり、注目してみてはいかがでしょうか。きっと色々な発見があると思いますよ。
第三学年社会科担当 平田正幸