『お知らせ・TOPICS』のコーナーでは、「今日のできごと」や「おしらせ」など更新された順に砧中の生徒や教育活動の様子を紹介しております。

「華美でないもの」って何?

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砧中学校では2年前から土曜授業日を「身だしなみを考える日」とし、学校での服装を生徒自身が決める取り組みをしています。私服、体育着、部活動着、標準服などその日の気候なども考慮しながら、TPOに応じて服装を選んでいます。

この取り組みはメディアにも取り上げられるなど評価されている反面、導入当初から課題も指摘されています。生徒会掲示板の投稿などでは「自由過ぎて、考えるものにはなっていない」「肌の露出など違和感がある」などの声も生徒から上がっています。

それはコロナ下において、「学校のきまり」の自由度を拡大したことに対して、砧中生としての一定の規律が必要ではないかという生徒の声にも見られるものです。


そのため砧中学校では昨年度後半から、生徒会本部役員が中心となって「学校のきまり」を改めて読み直し、今の砧中学校にとってどういった身だしなみが必要かを考える活動が始まりました。まだ検討段階ではありますが、生徒たちからの意見に私たち教職員も考えさせられる場面が何度もありました。

例えば「きまり」の中にある「華美でないもの」という表現。「華美」の捉え方は人それぞれであり、その曖昧(あいまい)さが混乱を生むのではないかという意見です。それは生徒だけでなく、教員によっても捉え方が異なり、指導に差が生じる可能性があります。生徒から改めて指摘されてみると、そういった曖昧な表現が何年にもわたってそのままになっていたことに気づかされました。

生徒「華美でないものって何ですか?」
教師「それは・・・」

これまでの学校におけるルールは、学校が定めて生徒が守るという発想が前提でした。しかし、ウィズコロナ・ポストコロナの時代にあって、これまでの価値観が大きく揺らいでいます。学校のルールについても、大人が定めたルールを基に既存の正解を答えていくことには限界があります。そもそも既存の正解自体が正解ではなくなっている現在にあって、より正解に近い答えを子どもと大人が共に探していく転換期が到来していると考えています。

新入生にも来週以降「学校のきまり」を配布しますが、今後内容が変更される予定です。あくまでも暫定版(ざんていばん)としてお読みください。


校長 建部 豊
生活指導主任 淵上 英紀
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