緊急事態宣言８月31日までの延長を受け、実施を見直さざるを得なくなった３年生修学旅行。まだ不確定要素が多いものの、今後の方向性について学校としての意見がまとまりましたのでお知らせいたします。

結論を申し上げますと、来年３月中旬の再延長に向けて準備を進めていくことになりました。

３月への再延長の理由として、５月実施を８月実施に延長判断した時点では、ＪＲの修学旅行専用列車運行が２月までとなっていたことが挙げられます。そのため当初３月延長は議論の俎上には乗せずに、教育計画変更が最も少ない８月末での延長で旅行会社と準備を進めてきた経緯があります。しかしその後の状況変化に伴い、ＪＲが３月も専用列車を運行できることになりました。また９月以降で実施予定の学校は、まだ判断を保留している状況にあるため、現時点では３月は比較的宿泊施設が確保しやすい現状にあるとの情報が入りました。こういった状況変化も加味した上で、３月への再延長を前提として今後の作業に入っていくことになりました。

しかし解決すべき課題はいくつか残っています。まずは再延長に伴っての新たなキャンセル料が発生しないよう、旅行会社と調整を続けてまいります。現在キャンセル料が発生しない方向で旅行会社から調整中との連絡を受けています。さらに３月実施は昨年度と同様、高校入試等が一段落した時期を考慮していますが、詳細な入試日程とのすり合わせを行う必要があります。これらの不確定要素はあるものの、少しでも早い段階で学校の方針をお示しした方が、生徒の意欲にもつながると考え、本日お知らせすることにしました。

校内での話し合いの過程で、修学旅行担当教員から、これまで地道に取り組んできた生徒たちの思いを、この段階では無にはしたくないとの強い思いが語られ、解決すべき課題はまだあるものの、再延長の方向性で校内の意思統一が図られました。

今後の経過についても、引き続き情報提供させていただきます。


校長 建部 豊
学年主任 鈴木 勝