眠れない夜に先日ある会合で脳科学の専門家である東京大学の池谷裕二教授のアドバイスを聞く機会がありました。結論を申し上げると、寝つけない時も焦る必要は全くないということでした。パジャマを着て布団に入る、もし寝つけなくても目を閉じて静かにしておく、それだけで脳は十分休養しているということです。逆に焦るあまり、起き出して勉強を始めたりしない方がいいということも話されていました。スマホを操作したり、テレビやパソコンの画面を見ることは、脳の休養にならないばかりか、さらに疲労を翌日に持ち越してしまうそうです。 まずは寝る準備をして布団に入りましょう。そしてなかなか眠れなくても、焦ることなく大きく深呼吸でもしてみてはどうでしょう。自分の脳を信じて、静かに目を閉じていれば、それだけでしっかりと休養をとったことになります。もちろん熟睡できれば気持ちがいいと思いますが、目を閉じている間に、うつらうつらすることも睡眠には変わりありません。 焦らずゆったりと、が脳の休養には一番なのかもしれませんね。 校長 建部 豊 |
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