修了式代表生徒に修了証をお渡したあと、校長講話がありました。 3年前の卒業生が何人も高校卒業と進路決定の挨拶に来てくれている中で、中学時代は集団が怖くて教室に入れなかった生徒が別室登校するようになり、高校にも合格し、高校では無欠席で通うことができ、大学も決まったという嬉しい報告も受けています。 砧中に着任してすぐにチャップリンのことばを紹介しました。 「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇である。」 その時は辛いことでも何年か経つと笑って話せる日が来るというメッセージです。 毎日が辛い、友達付き合いも重い、なんで自分だけ、…1年後、3年後に振り返った時に、笑って話せる日が来ると信じたいですね。 ホームページの『富岳の眺め』では主に私の失敗談を中心に書いてきました。それはその失敗があったからこそ、今の自分に繋がっていると信じているからです。 まもなく1年間が終わります。I組は地域活動を続け、世田谷区と東京都から表彰されました。その活動を引き継ぐだけではなく、さらに進化させてくれると期待しています。I組の新3年生は人数が少ないですか、リーダーシップを発揮してくれると信じていますよ。 1年生、移動教室に一緒に参加させていただきました。明るく前向きに取り組んでいました。ただ自分たちが前向きなだけでなく、前向きになれない人にも寄り添う優しさがある皆さんだと思っています。4月、1年生にも優しく接してあげてくださいね。 そして2年生。入学以来様々な行事の機会を提供できなかったこと.学校を代表してお詫びいたします。先日の校外学習、学年の先生が素晴らしかったと報告してくれました。2年間で初めてとなる大きな学年行事を、見事に成功させる力、みなさんには限りない潜在力があります。球技大会も自分たちで運営して成功させました。1年後の卒業式では、砧中の歴史に残る3年生だったと言っていただける学年になってくれるはずです。心から期待しています。みなさんなら必ずできます。その姿を見届けてあげることはできませんが、遠くからみなさんのご活躍を見守り続けていますね。 |
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