『お知らせ・TOPICS』のコーナーでは、「今日のできごと」や「おしらせ」など更新された順に砧中の生徒や教育活動の様子を紹介しております。

コラム『運動会が教えてくれたこと』

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27日(日)、何度も試行錯誤を繰り返した運動会を開催することができました。PTAサポーターの皆様はじめ、多くの方々に支えていただき、無事に閉会式を迎えることができました。参観された保護者の皆様から数多くの感謝の声を頂戴しました。その中でも特に多かったのが「生徒の笑顔を見ることができて良かった」という声でした。それは私たち教職員も同じ思いでした。

昨年度3月から始まった休校期間。長い自粛生活の中で、生徒たちは多くの学びの機会を失いました。学校が再開されてからも休校期間中の学習を取り戻すため、追いたてられるような毎日が続きました。そんな日々の中でいつしか私たち大人も、そして子どもたちからも「笑顔」が失われていったのかもしれません。

この期間、私たち教職員は何度も学校の役割について考えました。もちろん授業を中心とした学習は最優先です。しかし自分たちの中学時代を振り返ってみた時、中学三年間の思い出は決して授業だけではなかったはずです。友との語らい、友との軋轢、先生との談笑、怒った先生の顔、昼休みの鬼ごっこ、一人ぼっちの休み時間、部活動での達成感、部活動での挫折、放課後の図書室、保健室のベッド、・・・多くの思い出のピースが複雑に絡み合い、自分の中学時代というパズルの完成形を彩っているのではないでしょうか。楽しいこともあれば、悲しいこともあり、悲しいことがあるからこそ、楽しいことがより楽しくなる。そして人と人とのかかわり合いの中で、自然と「笑顔」になっていく。決してリモートでは得られない"体温"がそこにあったはずです。

運動会もそんなピースの一つです。思い通りにいった時の「笑顔」、友を励ます時の「笑顔」、先生に頑張ったでしょと報告する時の「笑顔」。そういった「笑顔」の集大成として、私たちは「生徒たちの笑顔を見ることができて良かった」と思えたのかもしれません。たとえ小さな断片のピースでも、決して欠かすことのできないピースの数々。学校の役割は、一つの色だけでは描けない多彩な色のピースを一枚一枚生徒たちと創り上げていくことかもしれません。だからこそ今回様々な理由で運動会に参加できなかった生徒たちにも、必ず別のピースを通して「笑顔」をお届けし、また「笑顔」になってほしいと願っています。

歳のせいか、生徒たちの「笑顔」を見ていると、つい目頭が熱くなってしまいます。生徒たちの「笑顔」に涙、なんとなく矛盾しているようですが、「涙顔」にもきっと「笑顔」は似合うはずです。閉会式の挨拶はこみ上げてくるものがあり、うまく言葉を繋ぐことかできませんでした。最後の最後に締まらない挨拶となってしまいましたこと、この場をお借りしてお詫び申し上げます。


校長 建部 豊

『富岳の眺め』No.138 余録

ルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)

彼女の若き日の活躍を描く映画があります。
『ビリーヴ 未来への大逆転』(2019年公開)
100%負けると言われた裁判に
敢然と立ち向かっていくその姿に
今の閉塞する時代にあって
未来は必ず変えられるんだと
勇気をもらえる物語となっています。

そしてその映画のエンディング曲は
RBGの生き方に触発された
KESHAが歌う
『Here Comes The Change』

さあ、変わる時が来たんだ
私たちの時代が来たんだという
その力強い歌詞は
映画のラストに相応しい
メッセージソングです。
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